ストレスはためすぎないことが大切

受験勉強や定期テスト対策、資格試験対策など、勉強にはストレスやプレッシャーがつきものです。できるだけストレスなく日々を過ごしたいものですが、勉強をする以上、完全になくすことはできません。

 

しかし、ストレスをためすぎると勉強に悪影響を及ぼす恐れがあります。効率的に勉強を進めるには、ストレスにどう対処するかが重要です。

 

ストレスを感じる主な原因

勉強でストレスを感じる原因は、いくつか考えられます。

1つ目が、勉強をしても成果が出ない点です。勉強をどれだけがんばっても、すぐに結果が出るとは限りません。模試の成績が悪かったなど、成果が出ないことが原因で、ストレスを感じる可能性があります。

 

2つ目が、周囲の人と自分を比べてしまう点です。テストの点数や順位、偏差値などの数字は、自分が他人と比べてどの程度の学力なのかを一目で判断できます。

他の人よりも成績が悪いと、ストレスを感じる原因になってしまうでしょう。

 

その他にも、周囲からの期待がプレッシャーになっている、勉強が嫌いでやりたくないなど、人によってストレスを感じる原因はさまざまです。

 

 

ストレスがたまった時に起こる症状は?

多くの人にとって、勉強は決して楽しいことではないはずです。

しかし、「勉強は辛いものだから」とストレスを抱えながら勉強を続けると、腹痛や下痢、吐き気などの体調不良、息苦しさ、イライラ感、眠れない、勉強のやる気が出ないなど、さまざまな症状が出る恐れがあります。

 

成績の悪化につながるだけでなく、日常生活に支障をきたす可能性も捨てきれません。さまざまな症状で悩む前に、上手にストレスを解消することが大切です。

 

 

ストレスの対処法1:深呼吸する

深呼吸には、緊張をほぐしたり、リラックスしたりする効果があるとされています。勉強をしていてストレスや緊張を感じた時は、意識的に深呼吸をしてみましょう。

深く、ゆっくりと呼吸を繰り返すのがポイントです。

 

 

ストレスの対処法2:運動する

勉強でストレスがたまったら、軽く運動するのもおすすめです。適度に体を動かすことで、気分をリフレッシュする効果が期待できます。ストレッチや散歩、ジョギング、ランニング、サイクリングなど、手軽にできる運動で問題ありません。

 

また、勉強中は長時間同じ姿勢で机に向かうことになります。血行が良くなったり、体をほぐしたりできる点も、運動を行うメリットです。

 

 

ストレスの対処法3:好きなことを楽しむ

やりたいことを我慢して勉強を続けていると、どうしてもストレスはたまってしまうものです。自分が好きなことをして思う存分楽しむのも、ストレス解消になります。

音楽鑑賞やカラオケ、読書、ゲーム、映画・ドラマの視聴、食事など、なんでも構いません。やりたいことや好きなことを目いっぱい楽しみましょう。

 

 

ストレスの対処法4:家族や友人と話す

ストレスを感じた時は、家族や友人など、誰かに話を聞いてもらうことも重要です。悩み自体は解決しなかったとしても、誰かに話をすることでストレスが解消される可能性があります。

 

相談するのが難しい時は、日々感じているストレスを、ノートに書き出してみるのもおすすめです。思い浮かべたイライラや不安点を言語化することで、気分が晴れたり、解決法が思い浮かんだりすることもあります。

 

 

規則正しい生活を送ることも大切

勉強のストレスをためないためには、規則正しい生活習慣を心がけることも大切です。夜更かしや睡眠不足などは、ストレスの原因になります。集中力が落ち、勉強の効率が下がってしまう点も問題です。

 

勉強時間が足りないからと、睡眠時間を削るのは避けましょう。「寝る間も惜しんで勉強しているのに結果が出ない」と、かえってストレスをためる恐れがあります。

 

ストレスをため込んだ状態で勉強しても、なかなか成果は出ないものです。ストレスをためないように、上手に解消しながら勉強を行いましょう。