中学受験の服装が受験結果を左右する?

中学受験は、多くの方にとって初めての経験です。当日、どのような服装をすれば良いのかわからないと悩んでしまうこともあるでしょう。

服装が直接的に合否に影響することはないものの、子どものメンタルに影響を与えて受験の結果を左右してしまうということは考えられます。

 

また、面接の有無や、受験する学校の雰囲気などでも、受験当日に適した服装は異なります。受験する学校に合わせて、服装を考えることが大切です。

 

体温調整しやすいとベスト

中学受験は、1~2月の寒い時期に行われることがほとんどです。寒さ対策ができる服装で臨むようにしましょう。

 

ただし、試験会場の暖房が効いていて暑さを感じたり、暖房が弱く寒さを感じたりする場合もあります。

体温調整できるように、着脱しやすい服を着ていくと安心です。

 

 

着慣れている服を選ぼう

受験当日は、普段とは異なる環境でテストを受けることになります。ただでさえ緊張しやすい雰囲気の中で、着慣れていない服を着ることで、子どもが余計に緊張してしまうこともあるでしょう。

 

普段から着慣れている服で受験に臨むこともポイントです。事前に模試を受ける時は、受験当日に使う予定の服を着ておくと、余計な緊張を防ぎやすくなります。

 

ただし、あまりに奇抜な柄や、派手な色の服を着ていくと、他の受験生と比べて自分が浮いているように感じて、集中できなくなる恐れがあります。

あまり派手ではなく、無難なデザインの服装を着用するのがおすすめです。

 

 

面接がある場合はセミフォーマルが基本

中学校によっては、学科試験の後に面接があるケースも考えられます。面接がある場合は、セミフォーマルな服装を心がけてください。

男の子なら黒色やネイビーのジャケットとパンツ、白シャツ、ローファーといったスタイルがおすすめです。寒さ対策で、セーターやカーディガンを着るのも良いでしょう。

 

女の子の場合も、白のブラウスにグレーのブレザーなど、セミフォーマルな格好が基本です。フリルなどの装飾があるスカートは避け、膝が隠れるくらいの丈を目安にします。

シンプルな雰囲気のシャツやスカートがある場合は、私服でも問題ありません。

 

また、制服がある小学校に通っている場合は、制服を着用すると安心です。

 

 

髪型はどうすれば良い?

服装と同じく、髪型も第一印象に大きな影響を与えます。とはいえ、合否に直接的な影響はないため、試験に集中できて、清潔感のある髪型を心がければ十分です。

男の子の場合は、前髪が目にかからない程度の、さっぱりした髪型を心がけましょう。ワックスなどでセットする必要はありませんが、寝ぐせは直しておいてください。

 

女の子の場合は、髪の長さによって対応が変わります。ショートヘアであれば、整えるだけで問題ありません。ロングヘアの方は、黒色のヘアゴムで髪を結んでおくと、落ち着いた印象を与えられます。

 

 

親が付き添う時の服装のポイント

保護者の方も、子どもと同様に面接の有無で服装が変わります。

親子での面接がない場合は、保護者の方は待合室で試験が終わるのを待つだけなので、あまり難しく考える必要はありません。奇抜な服装は避け、オフィスカジュアルのようなシンプルなスタイルを心がけましょう。

 

一方で、親子面接がある場合は、スーツを着るのが基本です。父親は落ち着いた色のスーツやネクタイを、母親はスーツか、ワンピースとジャケットの組み合わせを選ぶと良いでしょう。

アクセサリーやバッグなどは、明らかにブランド品だとわかるものは避け、落ち着いた色味のものを選ぶのがおすすめです。

 

基本的に、試験当日の服装が合否に直接影響することはないとされています。

とはいえ、普段は異なる服装で緊張したり、試験官の印象を悪くしたりと、間接的に影響することはあるはずです。普段通りの実力を出せるように、服装にも気を配ることを心がけましょう。