222(コラム)

心がけひとつで将来差がつく! 高校までに身につけておきたい『学びの習慣』

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大学生、専門学校生になっても勉強は続く「大学受験まで勉強をがんばれば、大学で遊べるよ」という言葉をよく耳にします。確かに、大学は高校までと比べて休暇も長く、時間割の自由度も高いので、自分の時間を十分につくれます。そのため、サークル活動に参加したり、旅行に出かけたり、アルバイトをしたりして大学生活をエンジョイすることができるのです。しかし、大学生だって学生です。勉強せずに卒業できるほど甘くはありません。普段から講義を受けて勉強しなければ、期末試験にパスできません。TOEICテストの受験を義務づけている大学も多く、英語の勉強も必須です。ゼミに入れば、教授やゼミ仲間の前で発表したり、理系なら研究室で研究の手伝いをしたりしなければなりません。当然、前もって専門知識をしっかり勉強しておく必要があります。専門学校にしても同様です。専門学校は卒業後即戦力として就職するための学校なので、在学中はしっかりと専門分野の知識を詰め込まれます。特に医療系の学校は、勉強がハードなことで知られています。毎週何らかのテストがあるのは当たり前。人の命に関わる職業に就く人間として、厳しい教育を受けます。  就職してからも勉強は続く大学、専門学校を卒業し、就職してからも勉強は続きます。というより、勉強できなければ社会ではやっていけません。先輩について仕事を覚える、実際の仕事で失敗したことを反省し次に活かす、法律や制度の改正に対応する、ステップアップのために資格取得を目指す……などなど、社会に出ても学ぶことは多々あります。  社会で活躍したいなら、『学ぶ力』を鍛えておこう!このように、上級学校を卒業し社会に出てからも勉強と無縁の生活はできません。私たち現代人は、常に学び続けなければならないのです。そこで重要になるのが、高校までの過ごし方。高校までの期間は、現代人が将来にわたって学び続ける力を養うための基礎トレーニング期間となります。高校までに、しっかり『学ぶ力』を鍛える努力をして、勉強する習慣や自分に合った勉強法をきちんと身につけておきましょう。その努力が社会に出たあとも世のため人のために役立つ仕事ができる人をつくり上げるのです。  身につけておきたい『学びの習慣』1:思考力を育てようでは、どんな勉強のしかたをしておくのが将来役立つのでしょうか。まず、避けてほしいのは丸暗記による勉強法です。人間の脳は年齢とともに衰えていくので、子どものころのように知識を脳内に詰め込もうと思っても、どんどん忘れていってしまうのです。高校受験、大学受験までは丸暗記が通用しても、その先は暗記だけでは通用しないと思っておいてください。それよりも、しっかりと考え、知識どうしを関連づける勉強の仕方をしていくべきです。なぜそうなるのか、背景にあるのは何か、関連する事項は……など、自分の頭で考えながら知識どうしをつなげていきましょう。こうすることで、一度覚えた知識が忘れにくくなる上、考えれば考えるほど思考力も伸びていくので、勉強を続けていくことでさらなるレベルアップが望めます。ぜひ、勉強を通じて思考力を育てていってください。  身につけておきたい『学びの習慣』2:疑問を解決できるようになろう勉強をしていて感じた疑問をそのままにしないことも重要です。疑問が浮かんだとき、まずは自分が持っている教科書や参考書などで調べてみましょう。それでも分からなければ、先生に質問します。この『調べる→人に尋ねる』という問題解決の順序は、社会に出ても必要となります。コミュニケーションがとれず、分からないことがあっても周囲に相談できないようでは、仕事ができるようにはなりません。かといって、答える側にも(もちろん、先生にも)自分の仕事があるわけですから、一から全て尋ねられても対応できないというケースもよくあります。まずはできる限り自分で調べ、それでも分からなければ、疑問点を明確にしてから質問しに行くのがよいでしょう。心がけひとつで変わる『学ぶ力』。ぜひ、早いうちから磨いていってください!

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