『見える化』で学習習慣を確立しよう!
計画を立てたが三日坊主…… なんてこと、ありませんか?定期テスト前の勉強や受験勉強を始める際に、計画を立てることがよくあるでしょう。しかし、とりあえず計画を立ててみたはいいものの、すぐ挫折してしまって結局計画通りに勉強できずに終わってしまった、という経験はありませんか?このような計画倒れを防ぐには、どんな対策が有効なのでしょうか。 学習計画を『見える化』しよう『見える化』という言葉があります。『可視化』とも言いますが、仕事の手順や進行状況、データなどを文字や図表で書き表し、文字通り『見える』形にしていくことを指します。実は、これは学習計画を立てる際にも有効だと言えます。学習計画は、定期テストや入試など、目標になるイベントに対して立てるものです。こうしたイベントは日程が決まっているので、逆算すればイベントまでの『残り日数』がわかります。さらに、出題される『科目』や、定期テストであれば『試験範囲』もわかるので、『いつまでに何をどのくらい』勉強する必要があるか把握することができるのです。学習計画を立てる際は、この『いつまでに何をどのくらい』をはっきりさせた上で、計画表にしっかり書き出しましょう。そして、残り期間と1日あたりの勉強時間から、1日のメニューを割り出すのです。たとえば、期末テストまで7日間で試験範囲の問題集が20ページ分あるのなら、だいたい1日3ページは最低でもこなす必要があります。復習の時間も含めれば、1日4~5ページは進めたいところです。そこで、『1~4日目は1日5ページずつ、残り3日で復習』というように、1日ごとのメニューを決めることになります。 計画だけでなく、進行状況も書き出そう!『見える化』で重要なのは、計画そのものを書くことだけではありません。立てた計画がきちんとクリアできているのかも表に書き入れることが大事です。これにより、自分がどの程度計画通りに勉強を進められているのか、表を見ればわかるので、自分の学習状況をつかみやすくなるのです。学習の進行状況を常に見える状態にしておくと、挫折しにくくなります。目標や達成度をすぐ確認できるので、目標を忘れたり、残りをどれだけがんばればいいのか見失うことがなくなるからです。また、いつも目標を意識し、「がんばらなきゃ!」と自分を奮い立たせながら勉強すると、気持ちが持続しやすく、結果として勉強時間を増やすこともできます。このように、計画倒れになってしまうのを防ぐには『見える化』が有効です。計画倒れが多い人や、ついつい無計画な勉強ばかりしてしまう人は、ぜひ一度試してみてください!