222(コラム)

『チャレンジ校』の存在が、最後のひと伸びを決める!

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志望校がいつもA判定ばかりという人、いませんか?受験生の中には、模試を受けると「E判定ばかりでいつも嫌になる……」という人もいれば、「志望校は全部A判定!」という人もいます。E判定の人からするとうらやましい話ですが、この『A判定ばかり』という状態、実は思わぬリスクが隠れているということにお気づきでしょうか?気の緩みは、思わぬ結果を招くことも模試の合格判定は、過去のデータをもとに模試受験時点から入試当日までの学力の伸びを加味して算出されます。『A判定』というのは、「この時点でこの実力なら、入試本番には80%の確率で合格するだろう」という意味です。気をつけなければならないのは、あくまで『80%』という点、そして『入試当日までの学力の伸びを加味して』という点です。ここに落とし穴がひそんでいるのです。もし、A判定を過信し、受験直前期にあまり勉強せずのんびりしていると……当然、『学力の伸び』はありません。その間、ライバルたちは合格を目指して一生懸命勉強しているので、たとえ模試の時点では順位が上だったとしても、入試当日にはライバルたちに逆転されてしまう可能性もあるのです。 『チャレンジ校』を設定し、常に上を目指そうそこで、志望校がA判定という人にお勧めしたいのが、『チャレンジ校』を設定することです。チャレンジ校とは、自分の実力よりも合格ラインが高く、確実に合格するわけではない学校のことです。模試での自分の偏差値を確認した上で、模試センターや予備校が発行している偏差値ランキング表を見てみましょう。よほどのことがない限り、あなたの偏差値よりも合格ラインが高い学校はまだあるはずです。そのなかで1校、チャレンジ校を設定してみましょう。模試でB~C判定ぐらいになる学校が、チャレンジ校としては適しています。そして、チャレンジ校の合格判定を上げるつもりで勉強に励むのです。チャレンジ校は、進学するつもりがない学校かもしれません。しかし、それでもいいのです。第一志望校を変える必要はありませんが、できれば、チャレンジ校も併願受験してみましょう。もし第一志望校とチャレンジ校の両方に合格できれば、そのときにどちらに進学したいかを改めて考えればいいだけの話です。チャレンジ校を設定して勉強するようになると、きっと今までより勉強は大変になるでしょう。しかし、勉強でもスポーツでも、真の実力というものは負荷をかけてトレーニングすることで初めて身につくものです。チャレンジ校を設定することで実力アップができれば、志望校に合格する可能性を100%に近づけることができるはずです。A判定だからといって油断せず、実力を高める努力を忘れないでください。 

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