『大学受験勉強のスタートは英語から』の理由とは?
受験勉強、さあ始めるぞ! でも何からやれば……?受験が近づいてくると、当然ながら受験勉強を始めなければなりません。しかし、ここで問題なのが受験科目。中学・高校受験はある程度科目が決まっています。違いがあるとしても理科・社会が不要というぐらいで、勉強する科目で迷うということは、ほとんどありません。しかし、大学・専門学校受験の場合は、学校によって全く受験科目が異なります。1~2科目で受験できてしまう学校もあれば、6教科8科目が必要な学校もあります。そこで、受験校を決め、その受験校に合わせた科目を勉強していくのですが、なにしろ受験校の選択というのは、自分の人生がかかる重要な決断です。ほとんどの人にとってこうした決断は初めてなので、なかなか決められないというケースも往々にしてあるでしょう。実際、高3の夏近くになっても受験校が決まらないという生徒も珍しくありません。そうなると、「どの科目を勉強したらいいか分からない」という状態のまま日々が過ぎてしまいます。こんなときは、どうすればよいのでしょうか。まずは、最重要科目である英語から!受験科目が決まらなくて困っている場合は、まずは英語から勉強してみましょう。英語は、一部の専門学校入試を除き、ほとんどの場合で必要になります。ここで「自分は私立理系だから数学と理科だけでいい」などと思っていると痛い目にあいます。よく、英語は文系科目だと思っている人がいますが、それは大きな間違いです。センター試験で英語がほぼ必須の国公立大はもちろん、私立理系でも一般入試では英語が必要な場合がほとんどです。文系・理系を問わず、英語は入試に欠かすことのできない科目だといっても過言ではないのです。そして、英語は点数を伸ばすまでに時間がかかる科目です。勉強のスタートが遅くなると、入試当日までに英語の点数を伸ばせる可能性がどんどん低くなってしまいます。そのため、たとえ受験校が決定する前であっても、英語は早めに受験勉強をスタートしておく必要があるのです。 進学後も必要になる英語実は、文系でも理系でも、英語は進学後に必要な科目です。大学や多くの専門学校で、英語は必修科目になっているので、入学後も英語の勉強は続きます。特に近年は、就職時にTOEICのスコアなどで英語力をチェックする企業も増えているため、学校側も英語に力を入れていて、学生全員にTOEICを受験させる大学も珍しくはありません。また、英文学科や国際系の学部に限らず、理系の学部でも研究分野によっては英語の論文を読まなければなりません。理系の場合は大学院に進学する人が多いので、研究のために英語を必要とする場合もあります。こうした論文は、専門用語も多く、読みこなすには相当な英語力が求められます。つまり、それまでに英語力をきちんと鍛えておく必要があるのです。これらのことからも、英語は優先して勉強しておくべき科目といえます。思い立ったが吉日といいますが、受験勉強をすると決めたら、まずは英語から勉強してみてはどうでしょうか?