222(コラム)

学習環境、静かすぎてもダメってホント?

c-20140919

勉強に集中できる環境は、人によって異なるみなさんが最も勉強に集中できるのは、どんな環境ですか? 「静かな環境でないと勉強できない!」という人もいれば、BGMや他人の会話が聞こえてくるような、音のする環境のほうがいいという人もいるでしょう。集中力の度合いは人によって様々なので、その人に合った環境がきっとあるはずです。とはいえ、あまりにうるさい環境や常に誰かが話しかけてくる環境では、勉強に集中しようと思ってもできないので、ある程度静かなほうがいいということはいえるでしょう。「自宅だとうるさくて勉強できない」と思えば、塾などの自習室に行けば、静かな環境で勉強できますし、耳栓をすれば周囲の音をほぼシャットアウトできるので、無音状態の中で勉強することも可能です。 完全な無音にこだわるのは危険しかし、受験勉強について言えるのは『完全な無音に慣れすぎないほうがいい』ということです。なぜでしょうか?入試、あるいは定期テストなどの試験会場を思い出してみてください。完全な無音でしょうか? そんな環境はまずありえません。確かに、試験官の指示やリスニングテストの音声を除けば、試験中に試験会場で話し声がするということはほぼないでしょう。しかし、試験中には、それ以外にも様々な物音が聞こえてくるはずです。「カリカリ」という鉛筆の音、試験問題のページをめくる音、あるいは付近を通る車、飛行機といった試験場外からの騒音などです。これらの音をすべてシャットアウトするのは不可能です。無音状態で勉強することに慣れていると、少しでも物音がすると集中できなくなります。そんな人が試験会場で試験を受けるとどうなるでしょうか。ちょっとした鉛筆の音でイライラして心の平静を失ってしまうようでは、実力を発揮できないまま試験が終わってしまう可能性もあります。どんなに勉強して実力をつけても、試験会場で実力を発揮できなければ元も子もありませんね。 物音の中で勉強することに慣れよう裏を返せば、試験会場の雰囲気で力を発揮できる集中力を身につけておく必要があるわけです。多少の物音がしても、それにいちいちイライラするのではなく、「試験本番のことを考えたら、このぐらいの音はしかたないね」と受け入れる気持ちをもちたいものです。もし、どうしても周囲の音が気になるようでしたら、あえてヘッドホンなどでBGMを流すという手があります。ここで、インターネット上などで入手できる『環境音』というものをオススメします。これは、波の音、雨音、鳥の声、あるいは街の雑音や店の中の音など、様々な『日常聞こえる音』をBGMにしたものです。話し声など『意味のある音』が聞こえてくるとついつい気を奪われがちですが、逆にこうした『意味をもたない音』には人を落ち着かせ、集中力を高める効果があります。周囲の音が気になる場合には、ぜひ試してみてください。 

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