222(コラム)

上手な休息や気分転換は、合格への近道? その理由とは

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受験勉強=毎日勉強?

「受験勉強」と聞くと、みなさんはどんなイメージを思い浮かべますか? 机にかじりついて、毎日遅くまで必死に勉強する姿が頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。確かに、受験勉強を始めると、合格まで長期間にわたって勉強し続けることが求められます。周りのライバルたちも同じようにがんばっているので、自分だけサボっているわけにはいかないのが受験生です。 

受験生にも休息や気分転換が必要

しかし、受験生にも時には休息や気分転換が必要です。勉強が好きでたまらないという人や、特殊な事情があり、強い決意で勉強に取り組んでいる人はあまり休息の必要を感じないかもしれません。でも、それはごく一部です。たいていの受験生は、好きなことを我慢しながら、志望校合格のために好きでもない勉強を続けることを強いられます。

でも、受験生といっても心身ともに未成熟な年齢です。受験勉強は、時として心身に大きな負担をかけるので、ちょっとしたきっかけで体調を崩したり、気分が落ち込んでしまったりしがちです。このように、勉強に身が入らない状態が続いてしまうよりは、ときどき上手に休息を取り入れて好調を長続きさせるほうが、よい結果につながりやすくなります。

中学・高校受験生は特に注意

特に、初めての受験となる中学・高校受験生は無理のしすぎには要注意です。人間は誰でも、初めてのことに対して力の加減をするのは難しいものです。特に中学・高校受験生は、無理をしすぎて心身のバランスを崩すことがあります。深刻な場合、不登校や精神障害などを引き起こす要因にもなり、受験どころかその後の人生にも長く響いてしまう可能性もあるため、無理をしすぎないことは重要です。

趣味の時間を確保し、定期的な気分転換を!

受験が近づくと、精神的に追い込まれ、自分の趣味の時間を持つことに罪悪感を覚えるものですが、勉強のペースを乱さない程度に趣味の時間を確保するのはむしろいいことです。毎週の学習計画の中に、趣味の時間を盛り込んでみましょう。週に最低1度は気分転換できる状況をつくっておくのです。気分転換し、精神的にリフレッシュすることで、また勉強をがんばろうという気持ちにもなれます。

周囲の配慮が、受験生のがんばりすぎを防ぐ

ただし、このような休息や気分転換の重要性は、受験生本人はなかなか気づかないものです。がんばりすぎによるダウンを防ぐため、親など周囲の人間が気を配り、積極的に休息を勧めたり、時には外に連れ出したりして受験生を守る役割を担当するようにしたいものです。

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