「速読=ななめ読み」と思っていませんか!? 英語の長文読解力をアップさせる「3つの読解法」
ななめ読みに陥らない長文読解法とは?
英語の長文読解の問題では、大量の英文を短時間で読みこなした上で問題を解くことが求められます。特に近年は「速読力」が重視され、大学入試センター試験などでは文章が長くなる傾向がみられます。
そのため、「長文を早く読まなきゃ」と思っている人を多くみうけますが、そうした人たちは往々にして「速読=ななめ読み」と思い込みがちです。早く読むことが最優先だと思うあまり、文中の重要ポイントをとらえられず、正解率もなかなか上がらないのではないでしょうか。
そこで今回は、単なるななめ読みにならないための長文読解法についてご紹介していきます。
①設問から読む
長文読解の問題には、必ず設問がついています。そこでまず「設問から読む」ようにしましょう。設問を読み、「この文章から探らなければならない情報は何か?」を意識した上で本文の読解に入ります。これにより、大事な情報を読み落とすというミスを減らすことができ、何度も本文を読み返す手間を省くことができます。
②初めから読む
よく「下線部の周辺だけ読む」という人がいますが、この手法にはリスクが伴います。もちろん、中には指示語の問題のように下線部の直前を読むだけで解答できる問題もありますが、ほとんどの文章は下線部の周辺を読んだだけでは内容を十分に理解できないようになっています。特に、近年増えているメールのやり取りなど複数の文章からなる問題では、初めの文章を読まないと後に続く文章の意味が分からなくなったりします。
①で挙げたように設問の内容に注意しつつ、文章を初めから読み通し、文章全体の流れをとらえることを心がけましょう。
③カタマリを区切って読む
英文読解の上でポイントになるのが、関係詞節やthat節などのカタマリ、“,~,”のようにコンマで挟まれた部分、あるいは“I played tennis, read books, studied math, and went shopping…”のように同じ主語に対して動詞をいくつも続けている部分などです。読んでいて、こうした部分が出てきたら、とにかく「/(スラッシュ)」を入れて区切ってみましょう。情報量が多い長文では、こうした「区切る」という作業を行うだけで文の構造を理解しやすくなります。
ポイントを押さえつつ、素早く読解!
こうした読解のポイントを身につけることで、確実にポイントを押さえ、かつメリハリがきいた長文読解力を身につけられます。つまり、単なるななめ読みにならず、解答に必要なポイントを押さえながら素早く文章を読み通すことが可能になります。ぜひ、実践してみてください!