大学受験で古文の必要な人が、最優先で覚えるべきこととは?
大学入試、古文の対策はここから!
大学受験で古文が必須科目という人は多いでしょう。国公立大や、私立文系の受験者は、ほとんどの場合で古文の入試を受けることになるはずです。しかし、古文は現代文と異なり、そのままでは読めません。読めるようになるためには、当然ながら勉強が必要です。「でも、何から勉強していいのか分からない」という人、いませんか?
そこで今回は、古文の入試へ向け、最優先で対策が必要なテーマについてご紹介します。本気で取り組めば、短期間でモノにできるテーマばかりです。合格を目指して、ぜひ最優先で覚えてみてください!
- 助動詞
古典文法のテキストの巻末に載っている助動詞の一覧表は、授業の予習などで一度は目にしたことがあるでしょう。しかし、入試本番では普段の予習と異なり、一覧表を見て考えることはできないのです。だから、見開き2ページの助動詞一覧表をきっちり覚えましょう。
覚えるときに意識すべきポイントは、接続・意味・活用の3つです。まず「未然形接続は、る・らる・す・さす・しむ・ず・む・むず・じ・まし・まほし』というような感じで、接続別に助動詞をすべて覚えてしまうのがおすすめです。次に各助動詞の意味、そして活用を覚えていくとよいでしょう。
- 助詞
助動詞を覚えたら、次は助詞です。古典文法のテキストでは、よく巻末に収録されていますね。助動詞と異なり助詞には活用がないので、覚えるのは接続と意味、そして格助詞・接続助詞・係助詞・副助詞・終助詞などの品詞の区別です。「格助詞は、が・の・を・に・へ・と・より・から・にて・して」といったように、唱えながら覚えていくとよいでしょう。
- 敬語動詞
敬語の用法も読解では欠かせない知識です。古典文法のテキストの中には、敬語動詞をまとめた表が収録されていると思います。その中に載っている敬語動詞は、ぜひ覚えましょう。中には、『お聞きになる』という意味の尊敬語『聞こす』と、『申し上げる』という意味の謙譲語『聞こゆ』のように、まぎらわしいものもありますので注意しましょう。
④古文単語
最後は古文単語です。英単語の意味が分からないと英語の長文が読めないのと同じで、古文単語の意味が分からないと古文を読んでも内容を理解できません。毎日少しずつでもいいので、コツコツ覚えていきましょう。300語レベルの受験用単語帳を1冊制覇するだけでも全然違います。入試の古文で高い点を取りたいという人は、できるだけ早く単語帳を1冊やり通しましょう!