222(コラム)

高校入試に活かすため、知っておきたい漢検の知識

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高校入試に活かすため、知っておきたい漢検の知識

 

ご存知の方も多いかとは思いますが、日本漢字能力検定(漢検)とは漢字の読み・書き・四文字熟語などについての知識を問う検定試験です。

 

中学生にとっても、英検と並んで「取得しておいたほうが良い」といわれる検定試験として、意識している人も少なくないと思います。

 

しかし、漢検の資格を持っていることは、高校入試にどれくらい活かすことができるのでしょうか? また、入試に活用するためには、何級を目指したら良いのでしょうか?

 

ここでは高校入試への活用を検討している人に覚えておいてほしい、漢検の基礎知識についてお伝えします。

 

多くの高等学校が、漢検を活用しています

漢検を実施している日本漢字能力検定協会が行った調査によると、アンケートに回答してくれた4,224校の高等学校のうち、3,486校が何らかの形で漢検を評価に取り入れており、そのうち入試に活用している高校も3,166校にのぼることが明らかになりました。

 

もう少し細かく振り分けると、一般入試に利用していると回答した高校が1,637校、推薦入試やAO入試に利用していると回答した高校が1,606校となっています。

 

この割合から考慮すると、多くの高校が入試の中で、何らかの形で漢検の資格を評価しているといえるでしょう。

 

高校入試で評価される漢検のランクは?

前述の情報から考えると、漢検は高校入試にもメリットがあるといっても間違いではないでしょう。しかし、漢検なら何級でも良いというわけではありません。

 

そもそも、漢検のそれぞれの級のレベルは以下のようになっています。

 

・5級:小学校6年生修了程度

・4級:中学校在学程度

・3級:中学校卒業程度

・準2級:高校在学程度

・2級:高校卒業・大学・一般程度

・準1級・1級:大学・一般程度(ただしレベルが高く、日常で使用しない漢字も頻出)

 

つまり、高校受験をする人に該当するレベルは、3級ということになります。

 

前に紹介した、日本漢字能力検定試験協会が行った調査でも、活用の条件に級設定がある場合は、3級以上の資格を評価すると回答している高校が最も多くなっていました。

 

もっとも、「級に関係なく、合格していれば評価する」と回答した高校も少なくありませんでした。

 

しかし、漢検の資格を高校受験に活かしたいと考えるのであれば、3級以上の資格を取得しておくべきだといえるでしょう。

 

資格を持っていることで受験に活用できる漢検ですが、メリットはそれだけではありません。漢検に合格するために行った勉強は、受験そのものにも役立てることができるでしょう。

 

資格はあくまでも実力を証明するものであり、もっとも大切なのはそれに相応しい知識を持っているということです。漢検の受検を、前向きに漢字の勉強に取り組むきっかけにするのも良いかもしれません。

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