英語の重要分野、構文を勉強するコツは?
英語の重要分野、構文を勉強するコツは?
英語の構文は試験での高得点に結びつく、大切な要素の1つです。
しかし、英語構文は英文法について理解していることが前提となり、基礎知識の応用ともいえる特徴を持った分野です。
高いハードルになりがちな分野ですが、構文についてきちんと勉強しておくと、長文問題が理解しやすくなります。英語の問題に幅広く対応するためにも、構文をしっかり理解しておきましょう。
そのための最初の一歩になるように、ここでは英語の構文の基本的な特徴と、勉強方法についてお伝えします。
英語構文の特徴とは
英語構文にははっきりとした定義はなく、その特徴を表現するのは簡単ではありません。
それでも、あえて構文を定義づけるとしたら「特徴的な構造を持った英文の形式」といった表現になるのではないかと思います。
一例として、有名な英語構文である「It that構文」を紹介します。
It is well known that dogs run fast.(犬が速く走ることはよく知られている。)
この英文を目にした時、構文を理解していないと、すぐに意味を読み取ることは難しいのではないでしょうか。
いわゆる「I have a pen.」のような基本的な文とは違い、複雑な構造をとる英文のことを「英語構文」と呼びます。
英文法を習う時にはまず、SVの第1文型からSVOCの第5文型までの5つのパターンに分かれると教わります。しかし、実際に長文問題などで扱われる英文には複雑なものが多く、それらの文型を理解していても、簡単に意味を読み取ることができません。難関校の試験になるほど、この傾向は強くなります。
そのため、長文問題をスムーズに解くためには、英文法で基礎を固めた後で、英語構文についても勉強することが大切になります。
英語構文の習得には、地道な勉強が大切
英語構文の種類は膨大で、試験に出やすい構文を覚えるだけでも、長い時間がかかります。
まずは頻出する英語の構文について書かれた参考書を使って、例題を言えるようになるくらい暗記しましょう。そうすると、長文や構文の問題の中で、見覚えのある形式に気が付く可能性が高くなります。
このように、英語構文の学習はとても根気のいる作業です。英単語と英文法の約2倍の時間が必要であるともいわれており、地道な努力が欠かせません。
また、構文を覚える際には、それぞれの品詞と句(SVを含んでいない、名詞句や形容詞句、副詞句などの2語以上で構成されているかたまり)、節(SVを含む、名詞節や形容詞節、副詞節といった2語以上で構成されているかたまり)の性質を覚えておくと、理解が進みやすくなります。
基本的なポイントですが、意外と多くの人が、これらの特徴を把握していません。基礎をしっかりと固めてから、構文の暗記に進んでください。
このように、英語の構文を習得するためには長い時間がかかるため、早い段階から勉強を開始することが大切です。
そういった点でも構文は難しい分野ですが、英語の試験で高得点をとるためには、避けて通ることができません。英語を得意科目にするためにも、早くから構文の対策をたてることをおすすめします。