受験シーズンは要注意。無理のないスケジュールの組み方とは?
受験シーズンは要注意。無理のないスケジュールの組み方とは?
大学入試本番で良い結果を出すためには、受験シーズンのスケジュールに注意することが大切です。良好なコンディションで本命の大学の試験に臨めるように、受験する数や、試験の日程を考慮して、志望校を検討しましょう。
今回は、スケジュールを考える際に気をつけてほしい、基本的なポイントを紹介します。
一般入試のスケジュールを把握しよう
スケジュールを組む時の前提として、まずは一般入試がどのような日程で行われるのかを把握しておく必要があります。
私立大学と国公立大学では、以下のように入試の時期がずれています。
・私立の入試スケジュール
センター試験の出願(センター試験利用入試を受験する場合)
9月下旬~10月上旬(平成30年度の場合 9月26日~10月6日)
一般入試(前期)の出願
12月中旬~1月中旬
センター試験 1月中旬(平成30年度は1月13日・14日)
一般入試(前期)の入学試験 2月上旬~中旬
一般入試(後期)の出願
1月中旬~2月中旬
一般入試(後期)の入学試験
2月下旬~3月上旬
・国公立の入試スケジュール(カッコ内は平成30年度のスケジュール)
センター試験の出願
9月下旬~10月上旬(9月26日~10月6日)
センター試験
1月中旬(1月13日・14日)
2次試験出願
1月下旬(1月22日~31日)
前期日程試験
2月下旬(2月25日以降)
中期日程試験
3月上旬(3月8日以降)
後期日程試験
3月中旬(3月12日以降)
詳しい受験日程は、大学や学部・学科によって違います。受験したい大学がある程度定まっている場合は、学校が公表する入試の日程を確認して、受験のスケジュールを検討しましょう。
スケジュールを立てる時の注意点は?
受験する大学を選ぶ時は第一志望の学校だけではなく、第二志望や第三志望といった形で、複数の大学を検討するのが一般的です。しかし、決める時にはそれぞれのスケジュールに注意をしないと、第一志望の試験に悪い影響をおよぼしかねません。
以下に、スケジュールを組む時に特に注意してほしいポイントを紹介します。
・受験する順番は安全圏の学校から
はじめは偏差値のそれほど高くない安全圏の大学を受験して、後半になるにつれて難易度を上げていくのが、理想的なスケジュールの組み方だと言われています。できれば、合格できる可能性が高い学校で試験本番の雰囲気に慣れてから第一志望の学校に臨めるように、スケジュールを工夫しましょう。
・連日の試験は3日までが限度
試験本番では、緊張感や疲れで心身共に高い負担がかかってしまいます。そのため、連続して受験をするのはできるだけ避けた方が良く、やむを得ず連続する場合も、最長で3日までに留めるべきと言われています。
多くの学校を受験する場合はなるべく間隔を空けて、良好なコンディションで試験が受けられるように配慮しましょう。
・受験する大学の数とバランスを考える
受験生の中には、受験するすべての学校に落ちてしまう可能性を低くするために、たくさんの学校を受験した方が良いと考える人もいます。しかし受験する数が多いとスケジュールが過密になり、疲労などのため試験を受ける時の集中力が低下してしまうかもしれません。
受験する大学の数は、「目標校(自分の偏差値よりもやや高い学校)』を1校か2校、「実力相応校(自分の偏差値と同じ程度の学校)」を3校、「安全校(自分の偏差値よりもやや低い学校)」を2校という組み合わせで、合計6校から7校程度が適当とされることが多いようです。
リスクに備えて複数の大学を受けることも大切ですが、強く希望する大学に合格するためには、試験で最良の結果を出せるように配慮しなければいけません。
試験の日程も大学選びの大事な条件の1つだと考え、なるべく負担をかけずに受験を乗り切れるスケジュールを組みましょう。