222(コラム)

ICT利活用で受験対策を効率的に

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ICT利活用で受験対策を効率的に

ICTという言葉をご存じでしょうか?

情報技術の発達によって、インターネットを利用したコミュニケーションが活発に行われるようになりました。この動きにともない、ICTという言葉も広く認知されつつあります。

近年はICTが教育の現場でも活用され、受験対策に使われる事例も増えています。今回はこのICTを中心に、昨今の受験対策ではどのように役立っているのかを紹介します。

 

教育現場でのICT活用のメリットは?

ICTは「情報通信技術」を表す言葉の略語です。意味が近いIT(Information Technology)という言葉もありますが、ICTには「Communication」を表すCが加わっており、「情報通信技術を用いたコミュニケーション」という意味合いが強いと言えます。

ICTの活用の形は、社会活動から日常的なコミュニケーションまで多岐にわたります。教育現場での例としては、私学を中心に広がりつつあるタブレットを使った授業や、電子黒板の活用が挙げられます。タブレットをアクティブラーニングに利用したり、電子黒板で授業や情報共有が効率良く行えるようになったりと、さまざまな形で授業の質の向上に役立っています。

 

受験対策にも活用されるICT。その事例とは

さまざまな形で活用されているICTは、進路情報の提供や大学選びなど、受験に関する情報の収集にも役立っています。ここでは実際に行われている2つの事例を通して、ICTがどう活用されているかをお伝えします。

 

LINEのアプリケーションを通して進路情報を発信

高知中央高校では、LINEのアプリケーションを使って生徒に情報を発信しています。
当初は各クラスごとに担任と生徒でLINEのグループを作り、災害情報や授業変更、持ち物の連絡といった基本的な情報の発信に使っていました。教職員同士の連絡用や部活動のグループなど、徐々にLINEのグループを増やし、現在は、この校内ネットワークを利用して、大学のオープンキャンパスの案内などの進路情報をタイムリーに発信しています。

 

効率良く併願大学を検索できるサービスがスタート

高校生向けの進学サポート情報を提供しているテレメール進学サイトは、併願大学を検索できるサービスを開始しました。

このサービスは、2016年度に行われた「テレメール全国一斉進学調査」によって得られた、約4万3,000人のデータをもとに作成されました。サイト上で志望する大学と学部を入力すると、同じ大学を志望した先輩が関心を持ったり、併願校として出願した大学の一覧が表示されます。

実際に出願したということは、日程や受験科目などの条件を考慮した上で、その学校が併願校として適切と判断したということです。同じ大学を志望した先輩が併願に選んだ、または関心を持った大学が検索できることで、スムーズに併願校選びが行えたり、新しい選択肢が発見できるようになりました。

一例を紹介しましたが、ほかにも現在さまざまな形でICTは利活用されています。ICTを積極的に活用すると、情報収集などがスムーズに行えるようになり、受験対策の効率アップにつながるかもしれません。

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