自治体のサイトを参考に、積極的な家庭学習を!
自治体のサイトを参考に、積極的な家庭学習を!
学校や塾の勉強が大切なのはもちろんですが、着実に学力を高めるには、積極的な家庭学習も重要です。この点を重要視し、公式ウェブサイトに家庭学習を勧める情報を掲載する自治体があります。ここでは埼玉県と千葉県を例に、掲載されている家庭学習のポイントや、前向きに家庭学習を続けるために提供されている情報を紹介します。
学習のポイントからチェックプリントまで。多くの情報を公開している埼玉県
埼玉県の公式ウェブサイトでは「家庭学習をしよう」という児童生徒向けの情報を公開しています。このページでは、家庭学習の大切さや学習のポイント、予習・復習についての解説資料、家庭学習の様子をチェックできるプリントなど、項目別にリンクを作成して情報を掲載しています。
例えば「家庭学習4つのポイント」という項目では「家で勉強する時刻を決めておく」「最初に、まず『宿題』をやる」「復習はその日のうちにやる」「時間に余裕があるときには、予習にも挑戦!」の各ポイントを理由と共に紹介しています。また、この項目では学習内容を定着させる復習のポイントとして「まず、宿題をすませましょう」「今日、学校で勉強したことを思い出してみましょう」「教科書、ノート、プリントなどを見直しましょう」などの情報を、授業に集中してのぞめる予習のポイントとして「明日の授業で学習する教科書のページを読む」「大切なところに線を引き、わからないところに印をつける」「わからない言葉、単語などを、辞書で調べましょう」などの情報を紹介しています。
「家庭学習をしよう」のページには「家庭学習で〇〇を一周しよう!」というチェックプリントの項目もあり、勉強するごとに世界地図や都道府県などを塗りつぶすことで、家庭学習の積み重ねが実感できます。
科目別に練習問題を掲載している千葉県
千葉県の公式ウェブサイトには「家庭学習のすすめ」というページが小学生版と中学生版に分かれて公開されています。中学生版のページでは、家庭学習の大切さを説明する項目の他に、家庭学習の大事な心がけを「ま・な・び!・ち・ばっ・こ」の頭文字に合わせてまとめた合言葉、保護者向けのリーフレットなどの情報を掲載しています。
さらにこのサイトでは、家庭学習の事例集として、国語・数学・理科・英語・社会の科目別に、大事な事例に関する問題を掲載しています。例えば、英語では「単語(動詞)の練習」「単語(動詞)を使って書いてみよう(中学1年生)」「単語(動詞)を使って書いてみよう(中学2年生)」「形容詞の確認1」「形容詞の確認2」という5つの事例メニューが掲載されています。これらの事例には答えを書き込むスペースや練習スペースがついているものもあるので、印刷すると各教科の大事なポイントを学ぶプリントとして活用できます。
埼玉県と千葉県以外にも、多くの自治体が公式ウェブサイトの中で家庭学習の大切さを紹介しています。住んでいる都道府県のウェブサイトの情報を確認したり、今回紹介したウェブサイト内の有効な情報を参考にするなどして、家庭学習の習慣を定着させるヒントを見つけましょう。