222(コラム)

大学入試英語成績提供システムの参加要件を満たした「英検2020 2days S-Interview」と「英検2020 1day S-CBT」の内容

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大学入試英語成績提供システムの参加要件を満たした「英検2020 2days S-Interview」と「英検2020 1day S-CBT」の内容

2020年度から導入される大学入学共通テストでは、「大学入試英語成績提供システム」という名称で民間試験が導入されます。この大学入試英語成績提供システムの参加要件を満たしていることが確認された英検の「公開会場型(仮称)」と「1日完結型(仮称)」の試験の名称が、それぞれ「英検2020 2days S-Interview」と「英検2020 1day S-CBT」に決定しました。今回はこの2つの試験についてお伝えします。

 

「英検2020 2days S-Interview」と「英検2020 1day S-CBT」の概要

「英検2020 2days S-Interview」は1~3級が対象です。PBT(紙のテスト)でReading・Writing・Listeningを行う一次試験と、対面式によるSpeakingの二次試験を実施します。試験は約400の本会場と準会場で実施される予定です。

 

「英検2020 1day S-CBT」は準1~3級を対象にした試験です。PBTでReading・Writing・Listeningを行う点は「英検2020 2days S-Interview」と同じですが、この試験ではSpeakingが録音式で、すべての試験を同日に行います。47都道府県に会場を設置する予定で、その後も順次拡大を検討しています。

 

どちらの試験も現行の大学入試では、大学によっては「AO入試」「推薦入試」「一般入試」「一般入試(センター試験利用)」に利用可能で、2020年度以降は「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」「一般選抜(大学入学共通テスト利用)」に利用できます。また、どちらの試験も合否にかかわらず、受験者は4技能すべてを測定される点が特徴です。

 

現時点ではどちらの試験も高校3年生を対象にしていますが、日本英語検定協会の公式ウェブサイトでは「基本的に浪人生も同様に念頭に置いておりますが、今後大学入試センターから公開される浪人生の取り扱いの方針に従って検討を進めたいと考えます」とされています。

 

名称が「英検2020 2days S-Interview」「英検2020 1day S-CBT」に決まった理由とは

「公開会場型(仮称)」「1日完結型(仮称)」は2019年度から実施する試験で、のどちらの名称にも「2020」が使われており、対象の受験生を定義しています。そこにそれぞれ実施日数の「2days」と「1day」、そしてSpeakingの形式の「Interview」と「CBT」という特徴を組み合わせて名称が決まりました。それぞれの名称について、日本英語検定協会は略称を指定しており、それぞれ「英検2020 S-Interview」「英検2020 S-CBT」となります。

 

名称が決まり、2019年度に導入予定の「英検2020 2days S-Interview」と「英検2020 1day S-CBT」の内容が具体的に示されました。また、2018年8月から実施される英検CBTも大学入試英語成績提供システムの参加要件を満たしていると確認されており、紹介した2つの方式に先駆けて2~3級の試験が受験できます。大学入学共通テストで英検の活用を検討している人は、最新の情報を収集して、早めの対策を立てましょう。

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