222(コラム)

漢字検定で学びの習慣や基礎学力を

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漢字検定で学びの習慣や基礎学力を

日本漢字能力検定(以下、漢検)は、多くの小学生が受験しており、学習を通して「漢字学習をきっかけに『学びの習慣』が身につく」「『努力』が『合格』につながって『自信』『挑戦心』が芽生える」「漢検の勉強を通して『基礎学力』が身につく」などの効果が得られると期待されています。

 

漢検は、レベルや対象漢字数によって、1級から10級、準1級と準2級の計12の級があり、小学生から大学・一般の方までを対象にしており、友達や家族と一緒に受検するケースが多いことも特徴の一つです。また、漢検では団体受検も実施しており、一部の小学校で導入されています。今回は小学生を対象にした漢検の級とそれぞれのレベル、そして小学校で漢検の団体受検を導入した理由やその効果などをお伝えします。

 

小学生を対象にした漢検の級とそれぞれのレベル

12ある漢検の級のうち、10級から5級までが小学生のレベルを対象にしています。10級のレベルは小学校1年生修了程度で対象漢字数が80字、9級は2年生修了程度で240字、8級は3年生修了程度で440字となっており、それぞれの学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使える程度のレベルが目安です。7級のレベルは小学校4年生修了程度で対象漢字数が640字、小学校第4学年までの学習漢字を理解し、文章の中で正しく使える程度のレベルが目安です。6級は小学校5年生修了程度で対象漢字数が825字、小学校第5学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割を知り、正しく使えるレベルが目安です。5級は小学校6年生修了程度で1006字、小学校第6学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割に対する知識を身につけ、漢字を文章の中で適切に使えるレベルが目安です。

 

漢検には団体受検も

日本漢字能力検定協会のウェブサイトでは、漢検の団体受検を導入した小学校に取材し、その内容を取組事例として公表しています。紹介された学校は、それぞれ「前任校で漢検を取り入れたところ、子どもたちの学力向上、学習意欲向上に効果があった」「“○級合格”という明確な目標は、子どもたちの学習意欲と学力の向上に役立つ」「児童に言葉や漢字に興味をもってもらいたい」といった理由で漢検を導入しており、導入したことで「合格に向けて互いに教え合い、学び合うことが良い刺激を生み出し、学習意欲の向上が図られている」「漢検合格という具体的な目標があることによって、漢字学習へのモチベーションがとても高まる」などの効果を実感しています。

 

2019年度の漢検は6月16日、10月20日、2020年2月16日の計3回実施される予定で、それぞれのおよそ1ヵ月前に申込が締め切られます。受検を検討してみてはいかがでしょうか。

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