日経BPコンサルティングが「大学ブランド・イメージ調査2018-2019」の結果を公表

日経BPコンサルティングが「大学ブランド・イメージ調査2018-2019」の結果を公表

日経BPコンサルティングが、インターネットによる調査を分析した「大学ブランド・イメージ調査2018-2019」の結果を公表しました。この調査は、全国の国立大学、公立大学、私立大学のべ458校について、ビジネスパーソンや中学生以上の子を持つ父母、教育・研究機関に勤めている人など約42,000人を対象に「知名度がある」「教育機関としてのビジョンがある」｢勉強、研究に熱心である」などの49の項目から認知度やイメージ、評価をインターネットで調査し、分析してまとめたものです。日経BPコンサルティングはこの結果をもとに、北海道、東北、北関東、甲信越、首都圏、北陸・東海、近畿、中国・四国、九州・沖縄・山口のエリア別にランキングを作成しました。

北海道のブランド力が高い大学

北海道の13校を対象にしたブランド力のランキングでは、大学ブランド力（偏差値）が75.9ポイントを獲得した北海道大学が1位、52.6ポイントの小樽商科大学が2位、51.7ポイントの室蘭工業大学が3位でした。室蘭工業大学は前回よりも0.9ポイント上昇し、上昇率では1位を獲得しました。

東北のブランド力が高い大学

東北地方の38校を対象にしたランキングでは、88.8ポイントを獲得した東北大学が1位、59.6ポイントを獲得した東北学院大学が2位、58.3ポイントを獲得した東北福祉大学が3位でした。上昇率の1位は前回より2.7ポイントを伸ばした岩手県立大学でした。

北関東のブランド力が高い大学

北関東の20校を対象にしたランキングでは、82.6ポイントの筑波大学が1位、56.2ポイントの群馬大学が2位、55.2ポイントの茨城大学が3位でした。上昇率で1位を獲得したのは前回より1.9ポイント伸ばした群馬大学でした。

甲信越のブランド力が高い大学

甲信越の22校を対象にしたランキングでは、79.3ポイントを獲得した信州大学が1位、69.2ポイントの新潟大学が2位、59.6ポイントの長岡技術科学大学が3位でした。信州大学は前回より4.0ポイント伸ばしており、上昇率でも1位を獲得しました。

首都圏のブランド力が高い大学

首都圏の主要大学120校を対象にしたランキングでは、90.7ポイントを獲得した東京大学が1位、83.0ポイントを獲得した慶應義塾大学が2位、79.5ポイントを獲得した早稲田大学が3位でした。上昇率では前回よりも3.6ポイントを伸ばした横浜国立大学がもっとも高く、同率で2.1ポイントを伸ばした東京大学と津田塾大学が2位でした。

北陸と東海のブランド力が高い大学

北陸地域では65.4ポイントの金沢大学が1位、58.7ポイントの金沢工業大学が2位、52.9ポイントの富山大学が3位でした。東海地域では91.8ポイントの名古屋大学が1位、67.9ポイントの南山大学が2位、64.9ポイントの中京大学が3位でした。両方の地域の65校の中で上昇率が高かったのは、4.4ポイントを伸ばした日本福祉大学と、3.7ポイントを伸ばした三重大学、3.4ポイントを伸ばした福井県立大学でした。

近畿のブランド力が高い大学

近畿地方の主要大学66校を対象にしたランキングでは、95.6ポイントを獲得した京都大学が1位、72.8ポイントを獲得した大阪大学が2位、71.6ポイントを獲得した同志社大学が3位でした。上昇率の高さでは、3.1ポイントを伸ばした近畿大学が1位で、2位が2.8ポイントを伸ばした関西学院大学、3位が2.3ポイントを伸ばした京都大学でした。

中国と四国のブランド力が高い大学

中国地域では91.1ポイントを獲得した広島大学が1位、79.0ポイントを獲得した岡山大学が2位、58.4ポイントを獲得したノートルダム清心女子大学が3位でした。四国地域は62.5ポイントを獲得した松山大学が1位、61.0ポイントを獲得した徳島大学が2位、60.1ポイントを獲得した高知大学が3位でした。両地域の59校を対象にした上昇率ランキングでは、広島大学は前回から6.9ポイント伸ばして1位、2位が6.1ポイント伸ばした松山大学、3位が5.2ポイントを伸ばした広島女学院大学でした。

九州・沖縄・山口のブランド力が高い大学

九州・沖縄・山口の大学55校を対象にしたランキングでは、94.5ポイントを獲得した九州大学が1位、69.0ポイントを獲得した熊本大学が2位、63.1ポイントを獲得した西南学院大学が3位でした。上昇率では、どちらも4.1ポイントを伸ばした長崎大学と西日本工業大学が1位で、3.1ポイント伸ばした福岡女学院大学が続く結果でした。

大学ブランド・イメージ調査は2007年にスタートし、2018年で12回目の実施となっています。各地域のランキングや前年度との比較を参考に、それぞれの地域で近年評価されている大学を知っておくと良いでしょう。