受験前なのにスマホが手放せない…… 対策を解説!
受験前なのにスマホが手放せない…… 対策を解説!
受験勉強をしなくてはいけないのについスマホをいじってしまっていた、なんてことはありませんか?
スマホばかりに気を取られていたら勉強が進みませんが、気分転換や友人とのコミュニケーションにおいて、スマホは欠かせないものでもあります。
スマホ依存症になって受験失敗、といった結果にならないために、受験生がスマホと上手に付き合っていく方法についてお話ししていきます。
■今、スマホより大切なことを考えよう
受験生の皆さんにとって大切なのは、志望校に合格することです。そのために勉強をすることが今一番にやらなくてはならないことであり、義務でもあります。
スマホは中毒性のあるツールで、とめどなくスマホを触っている若者や大人が増えてきています。
とりわけ受験生にとって大切なのは、やらなければならないことと、やりたくなってしまうけど必要性はないこと(今回はスマホ)とのバランスを上手に取れるように自己管理能力を高めていくことです。
■スマホ依存症にならないための対策
スマホ依存症に陥らないようにするためには、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
①スマホを触らない時間を作る
一番良くないのが、スマホ依存症になってしまっている場合です。
例えば、LINEの通知があるたびに既読付け・返信に夢中になってしまう、何もないときでもとりあえず今日のトピックスを探してしまう、延々とゲームに興じてしまう、などです。
常に身の回りにスマホを置いてはいませんか? 人は目が届くところに置いてある物の変化に敏感です。スマホが光って何かを通知しているサインを無視することは難しいことでしょう。スマホ依存症から抜け出すには、まずスマホから距離を取ることが重要です。
勉強の時間はスマホを見えない場所に置いておく、緊急の連絡に備えて家族に預かっておいてもらうといった方法を取りましょう。スマホが傍になければ無闇にいじることも無くなり、スマホ基準の生活からも脱却できるようになります。
②スマホ以外に熱中できる趣味を作る
勉強に集中できずついついスマホを触ってしまう人は、ストレス解消の方法を自分で確立できていないのかもしれません。勉強で溜まったストレスによって気持ちが疲れてくると、手軽に自分を楽しませてくれる、スマホというツールを求めてしまいがちになります。
オンとオフをしっかり切り替えられるようにし、ネット空間以外を軸にした趣味を見つけることができれば、スマホが気にならなくなることでしょう。
■スマホで学習効果が上がる場合も!
スマホは受験生にとって良くない面もありますが、受験勉強に役立つ面もあります。受験勉強にスマホをどのように活用していけば良いのか確認していきましょう。
- 学習アプリの利用
問題集や参考書だけでは理解しづらい学習内容について、講義の中継を見ることができるアプリがあります。ただ漫然と紙のテキストに向き合うよりも、解答のポイントなどを塾や予備校の先生が講義・解説してくれるので効率的に学習を進められます。自分での学習に行き詰まっているけれど、塾や予備校に通う時間の余裕がない人にとっては、とても有効な方法です。
- 「調べる」行為の効率化が計れる
分からない英単語や言葉が出てきたとき、手元に辞書がないならばスマホの検索機能を使いましょう。
辞書のほうがより深い知識を得られますが、辞書にこだわるあまりに調べること自体を後回しにしてしまったら本末転倒です。辞書を引くのが苦手でも、スマホならすぐ調べることができます。
しかし、インターネットの情報はあくまで表面的なものと踏まえた上で、辞書を引くこととスマホの検索機能を上手に併用しましょう。
③受験情報の収集ができる
受験生にとって学習と同じくらい大切なことは受験に関する情報を得ることです。
受験校の雰囲気や口コミなどは、進路指導の先生からは得ることができません。受験校で学ぶ生徒たちの様子や情報を動画サイトなどで知ることができたり、学校情報サイトで受験校の生徒自らからの口コミを読めたりすることなどを考えると、スマホは受験生にとって有用な面もあります。
■スマホに振り回されない強い意志を持てば受験に勝てる
受験生だからとスマホを一切断ち切ってしまうのは難しく、情報の収集などの面でデメリットも出てきてしまうことでしょう。適切な距離感でスマホを上手に活用し、しっかりと受験勉強する意志を持ち、メリハリのある毎日を過ごしていけば、受験は成功へ近づいていくでしょう。