222(コラム)

読書感想文を上手に書くコツを伝授します!

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読書感想文は誰でも上手にかけるようになる

読書感想文を宿題や課題として出されることは多いですが、その「書き方」について教えてもらう機会はほとんどありません。

そのため「どのように書けばよいか分からない」「何から書き始めたらよいか分からない」と苦手意識を持っている方も少なくないでしょう。

 

しかし、読書感想文には書き方の基本やコツがあり、それを知れば誰でも上手に書くことができるようになります。

 

読書感想文の目的と大前提

なぜ読書感想文は、宿題や課題として出されることが多いのでしょうか。もちろん、生徒に本を読ませる意味合いもありますが、第一の目的は「読書を通じて感じたり心を動かされたりしたことを、文章にまとめる力を養うため」です。

 

読書感想文を提出して、先生に「あらすじばかりで読書感想文になっていない」と注意された経験はありませんか?

先生は読んだ本の内容が知りたいわけではなく、生徒がその本から「何を感じて」「どう思ったのか」を知りたいのです。

そして思ったことや感じたことが、他人に伝わるような文章でまとめられているかをチェックしています。

 

ですから読書感想文を書く際には、あらすじは最小限にとどめ、思ったことや感じたことを中心に書くように意識しましょう。

 

 

読書感想文は本選びから始まる

課題図書が決められている場合は別ですが、生徒が自由に本を決めてよいのであれば、本選びは慎重に行うことをおすすめします。というのも、人によって読書感想文が書きやすい本と、書きにくい本があるためです。

 

読書感想文が書きやすい本とは、自分が興味のあるテーマや、熱中していることについて書かれたもの、あるいは自分と境遇が近い主人公が登場するもの、自分も同じような経験をしたことがある物語などです。

つまり、自分にとって身近なテーマの本ほど、経験に照らし合わせて感想を書きやすく、反対に身近でないテーマだと感想が書きづらくなります。

 

「この本は感想を書きやすいか?」という視点で本を選ぶのが、読書感想文の第一のコツです。

 

 

本を読みながらメモを取ろう

本を読み終わってから読書感想文を書き始めるのではなく、本を読みながら思ったことを紙やノートにメモしていくのもポイントです。

本を読んでいる最中に感じた新鮮な気持ちをあらかじめ書き記しておくことで、あとで読書感想文を書く際に役に立ちます。

 

メモを取るときには、きれいな文章で書く必要はありません。心が動かされたことや連想したことなどを、箇条書きでどんどん書き記していきましょう。

 

 

読書感想文の構成を知ろう

読書感想文は自由に書いてよいものなのですが、書き方のルールや基本となる構成をおさえると、ぐっと書きやすくなります。

そこで、最も一般的な読書感想文の構成をご紹介します。

 

 

1.導入(書き出し)

導入とは読書感想文の書き出しです。まずその本を選んだきっかけや理由を書いてみましょう。単に「面白そうだったから」だけではなく、なぜその本に興味を持ったか、どのあたりが面白そうだと感じたのかまで、掘り下げて書くことがポイントです。

導入がしっかり作られていれば、本題もスムーズに書くことができます。

 

2,あらすじ

次に書くのは本の簡単なあらすじです。作品のテーマや登場人物、物語の流れなどを簡潔にまとめます。

読書感想文を読む人に対して、本の内容が大まかに伝わる程度でかまいません。むしろあらすじを長く書きすぎないよう注意しましょう。

 

3.本題

ここからが読書感想文の本題、最も大事な感想の部分です。自分が思ったことや感じたこと、心を動かされたことについて書いていきます。

 

感想を書くコツは「このセリフに感動した」「登場人物の行動に共感した」といった文章で終わらせずに、なぜ感動したのか、どうして共感したのかという点まで深く考えて書くことです。

 

そして、そう感じたことで自分の心境がどう変わったか、これからどうしていきたいかなど、今後の自分の行動や目標などにつなげて書くことができると、とてもよい読書感想文になります。

 

4,結び(まとめ)

最後に、簡単な文章で読書感想文を締めくくります。「この本を読んで良かった」「こんな学びがあった」「こんな人におすすめしたい」「これからはこうしていきたい」など、その本を読んだことによるプラスの気持ちや、今後の生活につながるような文章で締めくくると、読書感想文全体がきれいにまとまるでしょう。

 

 

ワンランク上を目指すには?

基本的な読書感想文が書けるようになったら、ワンランク上の読書感想文を目指してみましょう。

そのためのテクニックは「人とは違う視点を入れる」ことです。皆と同じような内容では、読み手の印象に残りません。

 

例えば、物語の主人公ではなく、あえて脇役や悪役にスポットを当てたり、作者の主張を違う角度で解釈したり、他の人が考えつかないような独自の視点を入れるのがポイントです。

 

今回ご紹介した内容を参考に、あなただけのオリジナリティあふれる読書感想文を書いてみてください。

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