222(コラム)

ゲームって結局どうなの? テレビゲームが子どもに与える影響と対処法

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ゲームのやりすぎで困っていませんか?

子どもがゲームにハマってしまい、一日に何時間もゲームを続けて困っているというご家庭は少なくないようです。ゲームが子どもに与える心理的・肉体的悪影響や、学力低下との関連性などの話題が出ると不安になるのも親としては当然のことといえます。実際、ゲームは子どもにどのような影響を与えるのでしょうか。

 

ゲームとうまく付き合うには

ゲーム機やスマホアプリなどが市場にあふれ、子どもにとってゲームは身近な存在となっています。しかし、多くの子どもがゲームをしている中で、自分の子どもだけゲームを禁止するのも非現実的です。ゲームを禁止したことによるストレスや反動、子どもが学校でゲームの話題に入れないなどといった問題も無視できません。

 

ゲームが身近な現代において、子どもとゲームとの適切な距離感を保つにはどうすればよいかを真剣に考えてみる必要がありそうです。

 

 

ゲームによる悪影響

ゲームが子どもに与える悪影響に関してさまざまな研究結果が出ていますが、最も代表的なのは学業の不振です。その原因は明らかになっていませんが、ゲームに費やす時間が増えることで、勉強や読書にかける時間が減るというのが一般的な解釈のようです。

ゲームをする時間が多いほど、教室内で集中できなくなるのが一因という意見もあります。

 

また、ゲーム内の暴力的表現が、子どもの人格に悪影響を及ぼすという研究結果や、ゲームの影響で攻撃的な性格になったり、問題行動を引き起こすきっかけとなったりするなどの指摘もあります。

 

そして家庭内にこもってゲームをすることで外遊びの機会が減り、身体能力が低下したり、視力が低下したりといった肉体的影響も指摘されるケースのひとつです。

 

これらの相関性は研究結果によって明らかになっているものの、因果関係が科学的に証明されているものではないので、現時点でゲームが全て悪いと断じるのは早計でしょう。

 

 

ゲームによる良い影響

ゲームが子どもに与えるのは悪い影響だけではありません。「想像力が増す」「視覚的能力が高まる」などの良い影響を指摘する論文もいくつか存在します。

また、ゲームをすることでクリエイティブな才能が開花する可能性もありますし、プログラミング能力の向上にゲームが寄与するケースもあります。

 

重要なのはゲームをするかしないかではなく、学業や読書、スポーツや外遊びなどとのバランスを保ち、節度を持った付き合い方をしていくことです。

 

 

家庭でのルール作りが大切!

ゲームは子どもの好奇心を刺激し、長時間プレイしたくなるよう設計されています。家庭内でのルールがなければ、子どもは延々とゲームをし続けてしまうでしょう。

 

「1日1時間まで」「週に3回まで」といったルールや規制を設けることが大切です。できればゲームを買い与える前に子どもと約束するようにしましょう。ゲームに夢中になってからルールを設けようとすると、子どもの反発を買うことにもなりかねないからです。

 

またルールを設ける際には、それを破った時のペナルティについてもしっかりと定め、一度決めたルールとペナルティは例外なく遂行する厳格さが求められます。ルールを破ったときに「一度くらいは大目に見よう」と妥協すると、子どもは「ルールは守らなくてもいいものだ」と学習してしまいます。

 

ルールとペナルティで固めるのが厳しすぎると感じた場合や、守らせる自信のない場合には「ごほうび」を設定するのも手です。「1ヶ月ルールを守ったら好きなものを買ってあげる」など、無理のない範囲でルールやごほうびを決めるようにしましょう。

 

ルールは親御さんが独断で決めるのではなく、子どもと話し合うことも大切です。子どもは無理やり課せられたルールよりも、自分で決めたルールのほうが断然守りやすくなります。

 

親「ゲームは一日何時間までにする?」

子「2時間」

親「2時間だと宿題する時間がなくなるんじゃない? 目にも良くないよ」

子「じゃあ1時間にする」

 

というように、子どもが自分で適切なルールを決められるよう、親がうまく誘導するのがポイントです。

ルールを作って節度ある遊び方を習慣化し、ゲームと上手に付き合っていくようにしましょう。

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