222(コラム)

私立の中高大で増えるインターネット出願のポイントと注意点

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近年広がりを見せるインターネット出願

 

私立の大学から中高、そして一部の小学校まで広がっている、ウェブを利用したインターネット出願。受験料の割引制度を導入しているところが多く、紙の願書を取り寄せる必要がなかったり、受験料をコンビニで支払ったりできるなど便利ですが、保護者の方が受験生の頃にはなかったシステムだけに、戸惑う点も多いでしょう。

 

以下では、インターネット出願の際のポイントと注意点を見ていきます。詳しくは、出願校のサイトでご確認ください。

 

スマホより画面サイズの大きなパソコンかタブレットを用意

 

前提として必要なのは、インターネットの接続環境とインターネットが使えるパソコンやスマホ、タブレットなどの端末です。ただ、画面サイズの小さなスマホは細かな入力の確認には不向きですので、出来れば画面の大きなパソコンかタブレットを使うことをおすすめします。

 

受験票はPDF形式でダウンロードする場合もあるので、印刷するのにプリンターもあったほうが便利。プリントアウトの環境がない場合は、メモリカードやUSBメモリに保存して、コンビニに設置されているマルチコピーでも印刷可能です。

 

インターネット出願の方法は、一般的なサイトへの登録と同様です。専用のフォームに氏名や住所などの基本情報、利用する受験方式や受験日などの情報を入力していきます。学校によっては、事前にマイページの作成が必要な場合もあります。

 

また、受験票には顔写真が必須ですが、学校によっては顔写真データをアップロードすることがあるので、実際の出願手順の前に、受験票に貼り込まれる顔写真データの登録方法を説明しておきましょう。

登録する顔写真は、本人のバストアップを正面から撮影した、背景のない証明写真です。街の写真館などで「証明写真」として撮影してくれるもので、紙焼きではなくデータでもらってください。

写真に自信のある保護者の方なら、デジカメで撮影しても問題ありません。街角などに置かれている自動撮影スピード写真などは機種によるので、データを受け取れるかどうか事前に確認しておきましょう。

 

写真データをサイトにアップロードする際は画面の指示に従い、規定に合うように顔写真を修正して完了です。

後日写真を郵送する場合や、受験票に貼り付けて持参する場合など、顔写真の取り扱いは学校によって異なるので、撮影の前に案内を読み込んでおくことをおすすめします。

 

 

調査書や成績表は、出願後に簡易書留で郵送

 

実際の出願の手順は、申し込み手続きのボタンを押して手続きを始めます。受験生の情報を入力したら、さらに出願したい入試区分、試験日やコースなどを選択して決定します。

 

次に受験料を確認して決済方法を選び、クレジットカードやコンビニ決済、対応する金融機関のATMなどで支払います。

 

インターネット出願はこれで終わりではありません。学校によっては、調査票や成績表、出願登録後の確認票などを求められることがあります。その場合は必要書類を簡易書留などで郵送します。

 

簡易書留なら追跡番号をもらえるので、学校に書類が到着したか否かを郵便局のウェブで確認できます。

 

これらの手続きを終えると出願完了となり、受験票が届きます。受験票はダウンロードして印刷するのか、後日郵送で送られてくるのか、学校によって方法が異なります。顔写真の扱いと同様に、学校の出願ページで確認しておきましょう。

 

 

インターネット出願とはいえ、出願はネット上で完結するわけではなく、出願の締め切り日が迫った中でこの作業をするのは意外に神経を使いそうです。最初の受験校はある程度、日程的な余裕をもって出願してください。

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