222(コラム)

「Web面接」に臨む前に準備しておくべきことと、面接当日のポイント

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コロナ禍で一般化した「Web面接」

新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言期間中は従来の対面面接が実施できず、その代替としてリモートによる「Web面接」や「オンライン面接」を採用する企業が増加しています。

Web面接に望む前に準備しておきたいことや、面接当日に注意すべきポイントについてご紹介します。

 

多くの企業がWeb面接を採用

緊急事態宣言中にWeb面接を取り入れ、緊急事態宣言解除後も引き続き行っている企業が多く見られるなど、Web面接が企業の採用活動として一般化している傾向が伺えます。

 

Web面接だけで採用を決定する企業は多くないでしょうが、「一次面接はWeb面接。二次面接は対面面接」というように、Web面接と対面面接を併用する企業は今後も増えていくと予想されるため、Web面接に向けた対策が重要になるでしょう。

 

 

Web面接に必要なもの

Web面接を受けるにあたり必要なのが、パソコンとインターネット回線です。

古いパソコンでは動画の処理が十分に行えず、動画が途切れたり固まったりする可能性があるので、避けたほうが無難です。なるべく新しいパソコンを用意するようにしましょう。

 

パソコンと一緒に、自分の姿を取り込むためのカメラや音声を拾うマイクも必要になります。カメラとマイクを内蔵したパソコンが多く市販されていますが、内蔵されていない場合は別途購入し、セットアップしなければなりません。

 

また、Web面接はインターネット環境が安定した場所で行いましょう。Wi-Fi環境でも可能ではありますが、通信が不安定になる可能性もあるため、有線LAN接続が行えるのが望ましいです。「面接中に回線が途切れてしまった」とならないよう注意してください。

 

 

Web面接におけるマナー

自宅にいるからといって、ラフな格好で面接を受けるのはNGです。通常の面接と同様にスーツを着用し、身だしなみを整えて臨むようにします。

 

また、自宅でWeb面接を受ける際、部屋が背景として写り込んでしまうことに注意が必要です。余計なものが写らないよう壁やカーテンをバックにする、同居している家族などに面接時間を伝えておき、面接中に写り込んだり声や音が入ったりしないようにするなどの対策を取りましょう。

 

面接中に電話やメールの着信音がなってしまうと相手に失礼に当たるので、スマートフォンの電源を切っておくかマナーモードにすることも忘れてはいけません。

 

 

Web面接の当日の流れ

面接に臨む前に、身だしなみのチェックと、パソコン環境やカメラ、マイクの最終確認を行います。

カメラは顔の高さに合わせて設置しましょう。カメラを下から向けると、相手は見下された印象を受けてしまうので注意が必要です。

 

面接前に提出した履歴書や、想定される質問への回答を記載したメモなどの各種資料も用意しておきます。ただし面接中はメモを見続けることは避け、一瞬確認する程度にとどめましょう。

 

面接開始の10分前には、企業側が指定したツールにログインして待機します。開始時刻になったら企業側から着信が来るはずなので、応答して面接開始となります。

 

面接では最初の挨拶が肝心です。元気よくはっきりした声で挨拶しましょう。カメラで顔の表情が先方に伝わっているので、自然な笑顔で対応し、好印象を与えるようにします。

その後の流れは通常の面接と同様です。相手の質問に的確に答え、自分の思いやアピールポイントを伝えていきましょう。

 

面接が終了しても、こちらから通話を終了せず、面接官が切断するのを待ってください。もし相手がこちらの切断を待っているような素振りだった場合は「それでは失礼いたします」と一言添えてから切断します。

 

 

Web面接は事前の準備が肝心

自宅で行えるWeb面接は、普段慣れ親しんだ環境の中で行えるので、リラックスして臨むことができます。しかし、気が緩んだ状態で本番に臨んでしまうと、面接の最中に思わぬトラブルが発生する可能性もあるため、事前の準備が大切です。

 

本番中に慌てないようあらゆる事態を想定し、万全の準備をしてWeb面接を受けるようにしましょう。

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