受験生は健康第一! 受験生のための健康管理・体調管理法をご紹介
大事な受験シーズンを乗り切るには?
年が明け、新たな1年の始まりを迎えたこの時期は、受験生にとって最も重要なシーズンです。受験に向けて今まで頑張ってきた成果を存分に発揮するには、心身ともに健康な状態を維持し、実力を100%発揮できるよう、体調管理を万全にしておかなければなりません。
健康な状態を保つには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
質の良い睡眠
体調管理の基本となるのが、良質な睡眠です。
人によって若干の個人差はありますが、6〜8時間が適切な睡眠時間とされています。※1
受験勉強などに集中して睡眠時間が不足すると、集中力や注意力、判断力、記憶力が低下につながります。日中に頭がぼーっとしてケアレスミスが増えたり、問題を考える思考力が衰えたりと、受験生にとってはデメリットばかりです。
気分が落ち込みやすくなったり、やる気が低下したり、イライラしやすくなるなど、精神面にも影響があります。
睡眠不足による弊害はそれだけではありません。十分な睡眠が取れていないと、体の免疫システムが弱くなり、風邪を引きやすくなってしまうのです。
6〜8時間の睡眠時間を確保することを心がけるのが第一ですが、睡眠時間とともに睡眠の質にも気を配りましょう。
寝付きを良くするには、就寝前の入浴が効果的です。お風呂で体を温め、就寝時間に向けて徐々に体温を低下させていくと、スムーズに眠りに入ることができます。
目に入ってくる光は、質の良い睡眠の妨げとなります。就寝前はパソコンやスマホの使用を極力控え、寝室は真っ暗にしておくこともポイントです。
また、就寝の3時間前にはカフェインを摂取しないようにしましょう。コーヒーや緑茶、紅茶、栄養ドリンクなどに多く含まれるカフェインには覚醒作用があり、寝付きを悪くしてしまいます。
※1 出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf
バランスの取れた食事
健康な心身を維持するためには、適切な栄養管理も欠かすことができません。受験シーズンは食習慣が乱れてしまいがちですが、バランスの偏った食事は、体の免疫機能を低下させてしまいます。
朝食を食べない方もいますが、パンやヨーグルト、果物など、自分が食べやすいものを少しでも食べておくことをおすすめします。
朝に食べ物を摂取することで、体温が上昇し頭と体のスイッチが入ります。睡眠と覚醒のリズムにメリハリをつけるためにも、朝食は重要です。
また、受験生が積極的に摂取したいのが、ブドウ糖などの糖類です。
脳は体の中でも特に多くのエネルギーを消費する器官です。勉強で脳を酷使する受験生は、糖類を意識的に補給する必要があります。
普段の食事ではお米や麺類などの炭水化物をしっかり摂り、勉強の合間にはフルーツやチョコレート、キャンディーなどでブドウ糖を補給するのが効果的です。
適度な運動
睡眠、食事とともに健康維持に欠かせないのが運動です。
受験シーズンは机に向かう時間が増え、運動が不足しがちですが、適度な運動は睡眠や食事の質にも大きく関わっています。適度に体を動かさないと寝付きが悪くなったり、食欲が湧かなかったりといった弊害が起こり、健全な心身を保つことができません。
適度に体を動かすと全身の血流が良くなり、免疫力が高まります。また、脳にもしっかりと酸素がいきわたるので頭がスッキリとし、集中力や判断力がアップします。
何も激しい運動をする必要はありません。軽いジョギングやウォーキングでも十分です。勉強で行き詰まったり、ストレスが溜まったりしたときには、近所を軽く散歩するだけでも気分がリフレッシュし、やる気が蘇ってくることでしょう。
「睡眠」「食事」「運動」の3つをバランス良く保つことが健康維持のためには大切で、どれも欠かすことはできません。もちろん勉強も大切ですが、心身が不健康な状態では、入試で自分の実力を発揮できなくなってしまいます。
健康管理に気を配り、入試で最高のパフォーマンスを発揮できるようにしましょう。