222(コラム)

「文部科学省インターンシップ」ではどんな体験ができるか?

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インターンシップとは?

インターンシップとは、学生が企業や官公庁の職場で実際に働いたり、訪問して職員からいろいろな話を聞いたりする職場体験のことです。

就職する前に職場の雰囲気や実業務の流れを知ることで、仕事に対する理解を深めたり、自分に合った会社を判別したりするのに役立ちます。

 

また、学校では学べない貴重な体験ができ、新しい人脈を築くことにもつながります。

 

文部科学省インターンシップとは?

文部科学省では、年2回インターンシップを開催しています。学生の間で人気の高いインターンシップのひとつです。

 

学生に文部科学省の文教・科学技術・学術行政事務に接する機会を提供し、職業意識の向上や学習意欲の喚起、行政に対する理解を深めてもらうことが、実施の主な目的です。1999年度から実施していて2021年度までに累計3千人以上の生徒が体験しています。

 

対象者は、大学や大学院、短期大学に加えて、高等専門学校や専門学校、高等専修学校、高等学校、中学校と幅広く受け入れています。

また、実施期間が夏期と春期の長期休暇中なので、学業の妨げにならない点も魅力です。

 

 

受け入れ部署

文部科学省にはさまざまな部署があり、それぞれ異なる業務を行なっています。

インターンシップを受け入れている部署は、              大臣官房、総合教育政策局、初等中等教育局、高等教育局、科学技術・学術政策局、研究振興局、研究開発局、スポーツ庁、文化庁です。そこからさらに、部や課が細かく分かれています。

 

受け入れ部署は実施時期によって異なる場合があるので、最新の情報は文部科学省のホームページから確認してください。

 

 

応募方法

応募方法は、インターンシップ調査票に「現在の学習・研究の具体的な内容」「応募した理由と希望する業務等」「希望する各課室等名と志望理由」「社会的活動や学生生活において力を入れた活動」「自己アピール」などの項目を記入し、学校経由で文部科学省に送付するという流れになっています。

 

基本的には調査票を基に選考されますが、場合によっては候補者を集めて面接を行ったうえで、最終的な受け入れが決定されます。

 

インターンシップで選考されるためには、調査票の記入内容が重要です。志望理由や自己アピールをよく考えたうえで記入するようにしましょう。

現在力を入れていることや、学習・研究内容と希望する部署の関連性をアピールしたり、将来のビジョンに志望理由をつなげて書いたりできれば、選考する人の心に響く内容になるはずです。

 

 

どんな体験ができるか?

文部科学省インターンシップでは、配属された各部署で、実際の職員と一緒に業務を行います。具体的な活動内容は、資料の準備や会議の設営といった事務作業、会議の傍聴、他の実習生との意見交換などです。実地体験だけでなく、オンラインでの実習もあるようです。

また、インターンシップ中に体験する業務を通じて、機密性の高い情報に触れる機会もあることから、実施時には情報を外部に漏らさない旨を約束する誓約書の提出が求められます。

 

 

インターンシップで得られるメリット

インターンシップで社会の一員として働くことを体感的すると、学業に対するモチベーションが向上する効果があることが知られています。

将来に対する具体的なビジョンや目標を持つことが、今やらなければならない勉強や活動について真剣に考える機会を得ることにつながるからでしょう。

 

インターンシップ体験者のアンケートを見てみると「今自分に足りないものが明らかになった」という声が目立ちます。

社会に出て実際に仕事を体験すれば、今やっている勉強の意義や重要性を認識したり、自身の不足している部分や弱い部分に気づいたりして、軌道修正を行えます。

 

学生生活を有意義なものにするためにも、インターンシップの経験は貴重なものだといえるでしょう。

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