勉強したくない時に試すべき方法3選
自分の意志が弱いから?
勉強しなければいけないとわかっていても、やる気が出ずに先延ばしにしたり、他のことに気を取られたりしてしまう。そんな悩みを抱えている人はいませんか?
それはあなたが特別になまけ者で、意志が弱いというわけではありません。人は誰しも、つらいことや大変なことを避け、楽な方に流されてしまう性質を持っているのです。
しかし、やる気が出ない原因を明らかにして、やる気を引き出すためのアプローチを試みれば、自ら勉強に向かえるようになります。
勉強をやる気が起きない理由
なぜ勉強をしたくないのか、まずは考えられる原因から探っていきましょう。
やる気が出ない1つ目の理由は「勉強する意味や目的がわからないから」です。
学校の授業を受けていて「こんなことを勉強して、将来何の役に立つの?」と思った経験はありませんか?
意味がないと思っているのに強要されることほど、苦痛なことはありません。
2つ目の理由は「勉強以外にやりたいことがあるから」です。
家の中には、テレビやマンガ、おもちゃ、スマホ、ゲームなど、勉強よりも楽しくて興味を引くものがたくさんあります。それらの誘惑に負けてしまうケースは、多々あるはずです。
3つ目の理由は「とにかく勉強が嫌いだから」です。
勉強を嫌いになるきっかけは色々とありますが、多くは勉強に苦手意識があるためです。
本来、難しい問題が解ければ気持ちが良いですし、新しい知識を得ることは喜びにつながります。しかし、授業につまずき、わからない問題を放っておくと、勉強に苦手意識が生まれ、だんだん勉強が嫌いになってしまいます。
4つ目の理由は「勉強に疲れてしまったから」です。
勉強をする目的を理解していて、勉強も好きなのに、どうもやる気が出ないという時は、単純に疲れているだけかもしれません。
努力家の人や、普段からコツコツ勉強している人に多いパターンです。
やる気を引き出す方法その1「動機付け」
それでは、どのようにすれば勉強のやる気を引き出せるのでしょうか。
1つ目の方法は「動機付け」です。動機付けとは、なぜそれをやらなければならないか、それをしたらどんなメリットがあるかを明らかにすることです。
「今頑張れば志望校に合格できる」「将来なりたい職業に近づける」「ライバルにテストの点数で勝てる」など、何でも良いので勉強する目的を明らかにしましょう。
目的や目標を紙に書いて、机の前に貼っておくのもおすすめです。
やる気を引き出す方法その2「1問だけ解く」
2つ目の方法は、「とりあえず1問だけ解いてみる」「とりあえず教科書を開いて読んでみる」というものです。
仕事や家事などにも当てはまりますが、物事で一番大変なのは「はじめの一歩」です。一度取りかかれば、だんだん気分が乗って、楽にこなせるようになります。
例えば、掃除をやる前に「面倒だな」と思っていても、いざやり始めると夢中になったという経験を一度はしたことがあるはずです。
勉強にも、この原理は応用できます。やる気が起きない時は、とりあえず1問だけで良いので問題を解いてみましょう。そうすると不思議と気分が乗ってきます。
やる気を引き出す方法その3「人をうまく使う」
3つ目は、親や友達など、周りの人をうまく使ってやる気を引き出す方法です。
家族の目があると、適度な緊張感が生まれて勉強に集中できるようになります。「リビング学習」は、この原理を利用した方法です。
人間は一人になると注意が散漫になったり、楽な方に流されたりしがちです。あえて、他人の目があるリビングや図書館などに身を置いてみましょう。
また、友達と一緒に勉強するのも有効な手段です。わからない問題を聞いたり、お互いに教え合ったりすることで、学習効果を高める効果も期待できます。
休息を取ることも大切
これらの方法を試してもうまくいかない時は、脳や体が疲れていて、気力が弱まっている可能性があります。
そんな時には無理をせず、休息を取るのも大切です。外に出かけたり好きなゲームをやったりして、気分をリフレッシュさせれば、勉強する活力が湧いてくることでしょう。