学校の勉強と受験勉強を両立するには? 対策方法をご紹介
学校の勉強と受験勉強の両立が難しい理由
受験対策を行う際によくある悩みが「学校の勉強と受験勉強の両立」です。学校の定期試験に向けた勉強と入試に向けた勉強は、内容や方向性など、異なる部分がいくつかあります。
例えば、学校の定期試験は「教科書のこのページからこのページまで」などと、出題される範囲が毎回決まっています。一方で、大学入試は高校で習う内容すべてが出題範囲で、どのような内容が出されるかわかりません。大学ごとに出題される問題の傾向や難易度も変わります。
学校の授業と受験勉強の範囲がズレてしまうと、限られた時間の中で両立するのが難しくなってしまうこともあるでしょう。
どのようにすれば、学校の勉強と受験勉強を両立できるのでしょうか。
対策1:授業を能動的に受ける
1つ目の対策方法は、学校の授業を能動的に受けることです。学校の試験対策と受験勉強は難しさや試験範囲こそ異なりますが、どちらも勉強であることに変わりはありません。
集中して学校の授業を受けて、授業中に内容を理解してしまいましょう。授業中に理解できれば、受験勉強に割く時間を大きく確保できるはずです。
また、受験で出題される問題を解くには、学校で習う基礎力が欠かせません。学校で基本的な要素を理解してから、自宅で受験勉強を行うという流れを作れば、自然と学校の勉強と受験勉強を両立できます。
対策2:予習復習を行う
授業の予習復習を行うのも有効な対策です。予習をしておけば、授業中に自分が理解できていない部分を把握できます。わからない部分を集中的に確認できるようになるため、勉強を効率的に進めることが可能です。
予習時間を毎日確保するのが難しい場合は、土日などのまとまった時間に予習を済ませてしまうのもおすすめです。平日の空いた時間を受験勉強にあてることができます。
予習をしたうえで、授業に集中して取り組めているのであれば、学校の勉強の復習は簡単に行うだけでも問題ありません。
休み時間や登下校中の電車内などを活用して復習を行うと、隙間時間を有効活用できます。
対策3:志望校を決める
志望校を明確に定めておくことも大切です。志望校や受験方法を決めれば、学校の勉強と受験勉強のどちらに比重を置くべきか理解しやすくなります。
例えば、自分の学校から志望校に多くの合格者を出している場合は、学校の授業をしっかり
受けていれば、合格できる可能性があります。
指定校推薦で大学合格を狙っている場合も、学校の成績だけで合否が決まるため、学校の授業を重視することが大切です。受験勉強を行う割合を下げて、定期試験対策に集中すると良いでしょう。
一方で、志望校への進学実績がほとんどない、一般入試で受験するといった場合は、学校の試験勉強よりも受験に向けた勉強を優先するのがおすすめです。
対策4:それぞれを両立できる計画を立てる
それぞれを両立できる計画を立てるのも、有効な対策です。前提として、学校の勉強も受験勉強も、難易度の違いこそあるものの、最終的な学習範囲は変わりません。
それぞれが別の勉強ではなく、同じものだと考えれば、両立しやすくなるはずです。
例えば、基本的な勉強は受験勉強を中心にして、学校の試験前は試験範囲を復習する期間と割り切れば、定期試験対策を行いながら受験勉強にもなります。
学校の勉強は、受験で欠かせない基礎の部分です。おろそかにしていると、受験問題を解くことすら難しくなります。両立するためには、時間を有効活用することが大切です。時間の使い方を工夫すれば、受験勉強をやりながら定期試験の対策を行うこともできます。
それぞれの勉強を両立するのが難しいと感じている場合は、ご紹介した対策方法を試してみてはいかがでしょうか。