222(コラム)

模試の「復習ノート」の作り方。効率的な弱点克服に役立てよう

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メリットが多い「模試」

模試は、本番に近い難易度や質、環境で試験が行われます。模試を活用すれば、受験の環境に慣れたり、現在の学力がどれくらいの位置にあるのか把握したりすることが可能です。

 

解けなかった問題を復習すれば、自分の弱点つぶしにも役立ちますが、模試の復習方法がわからない方も多いのではないでしょうか。

模試を効率的に復習したい場合は、「復習ノート」を作ることをおすすめします。

 

模試で「復習ノート」を作る効果は?

模試の「復習ノート」とは、間違えたり、解けなかったりした問題をまとめるノートのことです。自分が解けなかった問題だけ集めたノートができあがるので、効率的に復習を行なえます。

 

また、自分だけの復習ノートを作れば、参考書や教科書の解説を見る手間を省くことができます。自分が理解できていない範囲や、問題が解けない原因を把握しやすくなるはずです。

勉強する範囲を絞る、基礎的な部分をやり直すなど、勉強の方針を決める際にも役立ちます。

 

学校の定期テストで復習ノートを作るのも良いですが、定期テストは出題範囲が絞られるので、復習ノートを作っても効果が限定されます。

一方で、模試は出題範囲が非常に広いです。定期テストで復習ノートを作るよりも、効率的に復習できます。

 

 

作り方のポイント

復習ノートは、普段学校で使っているノートでも作ることができます。

模試が終わったら、まずは自己採点を済ませてください。自己採点には、点数を把握することに加えて、マークミスや解答ミスをしていないか確認する意味もあります。

模試を受ける際は、必ず自分の答えをメモするクセをつけましょう。

 

自己採点が終ったら解答と解説を確認して、自分が知らなかった、忘れていたことをチェックしてください。

間違えた問題とその解説は、ノートに書き写しておきます。問題を書き写すのは時間がかかるので、コピーを貼る方法でも問題ありません。

解説は全て書き写すのではなく、「何を知っていれば正解できたか」を意識して、必要最低限の内容を書き込むようにすると、オリジナルの復習ノートになります。

 

 

模試当日に感じたことも書いておこう

間違えた問題と解説に加えて、模試当日に感じたり、失敗したりしたことも記載しておきましょう。

「寝不足で集中力が切れていた」「時間配分をミスして見直しできなかった」「問題文を見落とした」など、なんでも書いてみることが大切です。

心理的な面の分析につながりますし、本番で同じミスを防ぐ戒めにもなります。

 

 

教科別の復習ノートのポイント

基本的な作り方は変わらないものの、作る際の細かなポイントは教科ごとに異なります。

 

英語の復習ノートは、文法や単語と長文問題で分けて作っても良いでしょう。文法や単語のノートでは、知らなかったものと忘れていたものをまとめて、暗記に役立ててください。文法については、必要に応じて解説を書き出すのも有効です。

 

長文問題は、理解できなかったポイントをメモしておきます。全て和訳する必要はないので、重要な部分に絞って書き出しましょう。

 

数学は、わからなかった問題はもちろん、計算ミスをして間違えた問題も復習を行うことが重要です。同じような計算ミスによる失点を防ぐことができます。

 

理科や地歴公民の暗記分野に関しては、問題に関連する知識も書き出しておくと良いでしょう。周辺の知識まで複合的に記載することで、記述問題にも対応できるようになります。

 

国語の復習ノートは、なぜ答えを間違えたのかを検討し、解答までのプロセスを理解することが重要です。

古文や漢文に関しては、英語と同様に、単語や文法をまとめておくことをおすすめします。

 

 

復習ノートの使い方

復習ノートを作っても、勉強に活用しなければ意味がありません。復習ノートに書いた問題は、教科書や参考書などを参照しながら解き直してみてください。最初は時間を気にする必要はありません。完璧に理解できるようになるまで、何度も解き直すことが大切です。

 

その後、数週間ほど時間をおいてから問題に再挑戦してみましょう。時間をおいてから解き直せば、知識として定着しているかを確認できます。

この時は、本番と同様に制限時間を設けて挑戦することが大切です。ここでも解けなかった問題はさらに復習を繰り返して、知識として定着させましょう。

 

模試の復習をどうすれば良いのかわからない方は、復習ノートを勉強に活用してみてください。

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