将来に悩む高校生必見! 進路選択のポイント
高校生にとって大きなポイントになる「進路選択」
「なりたいものがない」「自分は何ができるのかわからないから、進路が決められない」といった悩みをお持ちではないでしょうか。高校を卒業すると、大学や専門学校に進学するか、就職することになります。
どのような学部・学科に進学するか、就職の場合はどのような企業に応募するのかなどを見極めるのは、非常に難しいことです。
進路を決めるに当たっては、軸となるものを用意すると考えがまとまりやすくなります。
進路が決まらないと悩んでいる方は、進路の決め方のポイントを押さえておきましょう。
進路選択のポイント1:自己分析を行う
やりたいことや進路が決まっていない場合は、自己分析を行ってみると良いでしょう。今までのことを振り返る中で、頑張ったことや嬉しかったこと、自分の得意・不得意、興味のあることなどに気が付くはずです。
自分の価値観や性格を自覚すれば、向いている仕事や特徴、将来やりたいことなどをイメージしやすくなります。
進路選択のポイント2:将来のライフスタイルをイメージする
将来のライフスタイルをイメージすることも大切です。あまり具体的な計画ではなく「自然が豊かな郊外でゆっくり暮らしたい」「都心でバリバリ仕事をして、スキルアップを目指したい」といった、簡単なイメージで問題ありません。
例えば、郊外で暮らしたいのであれば、地方で公務員を目指したり、家を買うだけの貯金ができる仕事を探したりする必要があります。都心で働いてスキルアップを目指す場合は、ベンチャー企業や外資系への就職を目指すのも良いでしょう。
そのような道筋が見えれば、「公務員になるなら政治や経済の勉強をしておくと有利」「都内の大学の方が就職に都合が良いかも」といった方向性も定めやすくなります。
進路選択のポイント3:興味のある仕事から考える
興味のある仕事や業界から考えてみるのもおすすめです。好きなことや興味のあることから、それに関連する仕事や業界を調べてみてください。
この時、興味のある仕事や業界を深掘りすることがポイントです。
例えば、ゲーム制作の仕事といっても、企画構成を行うプランナーや、スタッフを管理するディレクター、シナリオを作るシナリオライターなど、さまざまな仕事に分けられます。宣伝や販売なども、ゲームに関連する仕事といえるでしょう。
そして、興味のある仕事を見つけたら、その仕事で必要な条件を調べてみてください。大学進学が必要なのか、何らかの資格が必要なのか、資格が必要な場合はどのように取得できるかなどを調べれば、進路を決めるきっかけになります。
とはいえ、将来やりたいことが決められないという方も多いかもしれません。そのような場合は、「興味を持っていて勉強してみたいこと」を考えてみるのも良いでしょう。
やってはいけない進路の決め方
進路を決める際は、いくつかやってはいけない方法があります。
1つ目が、人から聞いた話だけで全てを決めてしまう方法です。例えば、学校の先生に学校や企業をおすすめされても、自分には合わない可能性もあります。
人の話を参考にすることは問題ありませんが、必ず自分で調べたり、考えたりしたうえで決めることを心がけましょう。
2つ目が、「役立ちそう」という理由だけで進路を決める方法です。興味のない進路を選んでしまうと、モチベーションを保つことができません。役に立つかどうかに加えて、興味があるかどうかも考えましょう。
3つ目が、ネームバリューだけで進路を決める方法です。「有名な大学・企業だから」といった理由だけで進路を決めてしまうと、入学・入社後の目的を失ってしまいます。
「そこで何をしたいのか」を踏まえて、進路を考えることが重要です。
進路はいつまでに決めれば良い?
進路を決めるのは、早いに越したことはありません。進路が早く決まるほど、志望校や企業に合わせた対策を行うことができます。
高校生の就職活動は7月頃から本格的になるので、遅くとも3年生の6月頃までには、進学か就職かを決めておきましょう。
また、高校の多くは、2年生の冬までに3年生で履修する科目を選択します。進学を目指す場合は、2年生の秋頃を目安に、受験する学部の方向性を決めておくこともポイントです。
何をやりたいのか、どんなことに向いているのかなど、自分自身のことを見つめ直すと、進路は決めやすくなります。
進路は、いつかは決めなければいけないことです。後悔のないように、しっかりと進路を考える時間を作ってみてください。