222(コラム)

子どものお片付けは何歳から? 整理整頓の習慣を身につけるコツ

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子どもは何歳から「片付け」ができる?

「遊んだおもちゃを子どもが片付けない」「部屋が散らかっていて必要なものが見つからない」といった悩みは、子育てではよくある悩みのひとつです。

一般的には、自分でおもちゃを持ったり、遊んだりできるようになる2~3歳頃になれば、保護者のまねをして子どもも片付けを行えます。

 

とはいえ、子どもに「片付けて」といっても、なかなかしてくれるものではありません。

そのような時は、どうすれば良いのでしょうか。

 

子どもが片付けできない理由は?

子どもに片付けの習慣を覚えさせるには、子どもが片付けできない原因を知っておく必要があります。

 

考えられる1つ目の理由は、「片付け」の意味を理解していないことです。周囲が散らかっていても困っておらず、片付ける必要性を感じていないと、なかなか片付けの習慣は身につきません。

 

片付けを面倒に思っている可能性もあります。小さな子どもは、「次に何をやる」といったスケジュールの感覚が身についていません。

遊びに夢中になっている時に、自分から進んで片付けようとは思わないものです。

 

また、小さな子どもは親の普段の行動を見て育ちます。保護者の方が普段から整理整頓を怠っていると、子どもも「片付けはしなくて良いものなんだ」と感じてしまいます。

「お母さんも出しっぱなしなのに」と感じて、親に不満を感じることもあるでしょう。

 

 

片付けを習慣化させるコツ1:お手本を見せる

片付けを習慣化させるには、保護者の方がお手本を見せることが大切です。子どもだけに片付けをやらせると、なかなか片付けは進みません。

保護者の方がお手本を見せながら、子どもと一緒に片付けをしてあげましょう。

 

前述のとおり、子どもは保護者の普段の姿を見たり、まねしたりしながら育ちます。日常的に、家の中をきれいに片付けておくこともポイントです。

 

 

片付けを習慣化させるコツ2:遊びとして取り入れる

遊んでいる最中に面倒な片付けを指示されても、子どもはなかなか従わないものです。片付けそのものを遊びにして、子どもに楽しんでもらいましょう。

ぬいぐるみに声をかけながらしまう、どちらが先にしまえるか競争するなど、片付けを遊びにすることで、子どもは片付けを楽しめるようになります。

 

 

片付けを習慣化させるコツ3:一時置き場を作る

遊んでいる途中で、使い終わったものをすぐ片付けられる子どもは多くありません。

なかなか片付ける習慣が身につかない子どもには、一時的に片付けるものを置いておく場所を設けてみてはいかがでしょうか。

「ひとまずこの場所に入れれば良い」という場所を設けることで、片付けに対するハードルを下げられます。

 

この時、子どもが扱いにくい収納アイテムだと、片付けが面倒になってしまいます。子どもも使いやすいものを用意することが大切です。

 

 

片付けを習慣化させるコツ4:片付けの時間を作る

タイミングを決めてしまうのも、片付けの習慣化につながります。一時置き場がいっぱいになったら、17時になったら、食事の前など、わかりやすいタイミングを決めておきましょう。

片付けをするようになってきたら、少しずつタイミングを増やしていきます。ルールに沿って行動する練習としても有効な方法です。

 

 

片付けしない子どもへのNGな行為も

子どもが片付けをしないからといって「早く片付けなさい!」と怒ったり、「捨てちゃうからね」と脅し文句を口にしたりするのは避けましょう。

片付けが嫌いになったり、保護者のいうことを聞かなくなったりする可能性があります。

 

「○○ちゃんのおかげできれいになったよ」「一人でできて偉いね」など、子どもがやる気を出すような声掛けをすることがポイントです。

できたことを褒めてあげることで、子どもも積極的に片付けに取り組めるようになります。

 

また、片付けのルールを細かく決めるのも、子どもが小さいうちは避けた方が良いでしょう。ルールが多いと、子どもが片付けを嫌いになってしまいかねません。

 

片付けの習慣を身につけることは、忘れ物が減る、ものを取捨選択する力がつくなど、さまざまなメリットがあります。

子どもができる範囲で、片付けをさせてみてはいかがでしょうか。

 

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