222(コラム)

小学生でも英検は必要? 取得するなら何級合格を目指せば良い?

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増えつつある小学生の英検受験

2020年度から始まった小学生の英語必修化をはじめ、日本の英語教育は大きく変化しています。そのような中で、英検(実用英語技能検定)を受験する小学生も増えつつあります。

 

しかし、小学生のうちから英検を受験する必要があるのか、小学生が取得してもメリットはないのでは、などと考える方もいらっしゃるかもしれません。

小学生のうちに英検を受けておくと、多くのメリットを得られます。

 

英語検定を小学生が受けるメリット

英検取得を目指すメリットは、中学受験で有利に働く点です。学校によっては、「3級取得で試験免除」「4級取得で英語に○点を加点」など、さまざまな優遇措置を受けられます。

 

また、近年は英語試験を実施している中学校も増えている点も見逃せません。英検取得による優遇措置がなかったとしても、入試対策の一環として役立ちます。

 

級にもよりますが、英検は高校受験や大学受験、就職といった場面でも活用できます。早いうちから取得に向けて努力するメリットが多いため、目標にしてみてはいかがでしょうか。

 

英検の級別のレベル

英検は、英語力に応じて7つの級に分けられており、それぞれレベルや試験内容が異なります。

 

【5級:中学初級程度】

英検で最も基礎となる級です。出題される問題は、家族や学校、友人、スポーツ、映画など、身近な物事が中心になります。

スピーキングのテストは、リーディングやリスニングの合否とは別に判定されます。

 

【4級:中学中級程度】

題材は3級と同じく家庭や学校といった身近な物事ですが、問題文の長さや難易度は上がります。中学校によっては、取得していると優遇措置を受けられる可能性があります。

 

【3級:中学卒業程度】

中学卒業程度の英語力を証明するレベルです。3級以降は、英語を使った面接試験も行われます。

 

【準2級:高校中級程度】

教育や科学などを題材にした問題が出題されるため、専門的な英単語の知識が必要です。長文問題も加わるため、深い理解力が問われます。

 

【2級:高校卒業程度】

高校卒業程度の英語力が求められます。大学受験や就職、海外留学などのシーンで生かすことができるレベルです。

 

小学生が取得を目指すのは難しいかもしれませんが、準1級や1級といった、より高度な英語力が求められる級もあります。

 

 

小学生は何級合格を目指せば良い?

単語や熟語、文法など、語学は知識を積み重ねることで上達します。最初から難易度の高い級を目指すのではなく、段階を踏んで挑戦するのがおすすめです。

 

まずは、5級合格を目標に掲げてみてはいかがでしょうか。進学する学校によっては、5級や4級を取得することで加点につながることもあります。

英語に自信がある方は、小学生のうちに3級取得を目指してみるのも良いでしょう。3級を取得しておけば、多くの中学校で有利に働きます。

 

 

英検合格に向けた基本の勉強法

学年や英語のレベルにも左右されますが、まずは英単語の勉強から始めましょう。5級や4級はライティングの問題がないので、スペルまで正しく覚える必要はありません。

 

単語の意味を覚えるだけでなく、リスニングの練習を行うことも重要です。参考書にCDが付属している時は、それを活用すると良いでしょう。

単語やリスニングの勉強を行ったら、過去問を解いて試験の形式に慣れていきます。

 

また、3級以上では筆記やリスニングの後に、面接の試験もあります。音読したり、英語で受け答えをしてみたりして、英語を話すことにも慣れておくことが大切です。

 

 

早いうちに英検にチャレンジしてみよう

英検は、必ずしも小学生のうちに受けるべき試験ではありません。

ただし、受けておくことで多くのメリットを得られます。英語学習の習慣を早いうちから身に着けることで、将来仕事に就く際に役立つこともあるでしょう。

 

子どもが英語に興味を持っている、中学受験を検討しているといった場合は、英検にチャレンジしてみることをおすすめします。

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