222(コラム)

その方法は非効率? やってはいけない勉強法

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勉強は効率的にするのが学力アップの近道

学力を伸ばすには、日々の勉強で知識を積み重ねる必要があります。とはいえ、ただ勉強をすれば良いというわけではありません。

「一生懸命に勉強しているのに成績が上がらない」と悩んでいる方は、非効率な方法で勉強している可能性があります。

 

受験や定期テストを控えている方は、限られた時間で効率的に勉強することが大切です。具体的に、どのような勉強方法が非効率なのでしょうか。

 

やってはいけない勉強法1:ながら勉強

スマートフォンを見ながら、テレビを見ながらなど「ながら勉強」をするのは避けてください。脳が複数の物事を処理する必要があるため、勉強の効率が落ちてしまいます。

 

音楽を聴きながらの勉強も、集中力が落ちる原因になるため、避けることをおすすめします。

「音楽を聴いた方が集中しやすい」という方は、できるだけ歌詞がない音楽を聴くようにしましょう。

勉強をする前に好きな曲を聴いて、モチベーションを高めるのも有効です。

 

ただし、音楽を聴きながら勉強することに慣れてしまうと、試験の時に集中できなくなる恐れがあります。音楽をかけっぱなしにするのは避けた方が良いでしょう。

 

 

やってはいけない勉強法2:問題を解きっぱなしにする

人は、一度覚えたことでも時間が経つと忘れてしまうものです。模試を受けたり、新しい単元を勉強したりした後は、必ず復習することを心がけましょう。

 

「なぜ間違えたのか」「正しく理解できているのか」を確認しておかないと、次の単元の理解が難しくなるうえに、同じような間違いを繰り返してしまいます。

問題を解いた後は丸つけを済ませて終わるのではなく、復習もセットで行うことが大切です。

 

 

やってはいけない勉強法3:すぐに復習する

復習そのものは学力アップに欠かせませんが、すぐに復習するのは非効率です。知識を定着させるためのポイントは、忘れかけた時に思い出すことです。

 

人の記憶のメカニズムを可視化した「エビングハウスの忘却曲線」によると、人は一度覚えたことを1日後に7割、1カ月後には8割忘れるとされています。この脳の働きを基にすれば、復習のタイミングを見定めることが可能です。

具体的には、勉強した翌日、1週間後、2週間後、1カ月後といったタイミングで復習を行うと、記憶が定着しやすくなります。

 

 

やってはいけない勉強法4:作業しただけになっている

理解せずに、作業しただけで終わっている勉強法も非効率といえます。ノートをきれいにまとめたり、教科書を要約したり、教科書にアンダーラインを引いたりするだけの勉強法が例です。

 

もちろん、そのような作業自体が悪いわけではありません。作業を行った結果、知識が身につくこともあります。

ただし、このような作業は理解を助けるための手段です。作業自体が目的になってしまうと、知識の定着にはつながりません。

 

また、知識を脳に定着させるには、問題を解くなどのアウトプットが必要です。ノートを書いたり、まとめたりするインプット作業に時間を使いすぎるのは避けましょう。

 

 

やってはいけない勉強法5:暗記を避ける

単調な作業になりがちな暗記を避けている方は多いかもしれません。

しかし、試験はどれくらいの知識を知っているかを確認するものです。知識が頭に入っていなければ、成績を伸ばすことはできません。

英単語や数学の解法など、最低限の知識は暗記するようにしましょう。

 

暗記を行う時は、ただ単語を覚えるだけでなく、意味まで正確に覚えることがポイントです。

 

 

やってはいけない勉強法6:一夜漬け

試験前に寝る時間を削って勉強するのも厳禁です。記憶は、寝ている間に知識として脳に定着します。一夜漬けで覚えた記憶は脳に定着しにくいので、数日後にはほとんど忘れてしまうのです。

 

また、睡眠時間が足りないと、集中力が落ちてしまう点もデメリットとして挙げられます。体調が悪くなったり、授業中に寝てしまったりすることもあるでしょう。

勉強時間だけでなく、睡眠時間もしっかりと確保することが大切です。

 

ご紹介した方法で勉強しているという方は、今一度勉強方法を見直してみてはいかがでしょうか。

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