勉強は授業前の予習も大事!

授業で習ったことを勉強し直す「復習」に力をかけている方は多くいらっしゃるはずです。勉強したことを定着させるために復習は欠かせないものの、復習だけでは完璧とはいえません。

学校の授業をより効率的に理解するには、しっかりと予習を行うことが大切です。

 

とはいえ、ただ予習をするだけでは効果が薄れてしまいます。勉強の効率を上げるには、予習のコツを知っておくことが大切です。

 

予習で得られる効果1:授業で集中すれば良いポイントがわかる

わからない部分を事前に把握できれば、授業で集中すれば良いポイントがわかりやすくなります。予習をすることで、その授業で理解できる部分と理解できない部分を整理しておくことが可能です。

 

授業の内容を理解するのに必要な時間が短くなるため、勉強の効率が高まります。

 

 

予習で得られる効果2:理解度が高まる

初めて聞く単語や概念は、すぐに理解できないものです。予習をして単語を知っておけば、授業の説明が頭に残りやすくなり、理解度も向上します。

 

授業についていけない、聞き漏らして理解できなかったという事態を防ぐことにもつながる点もメリットです。

 

 

予習で得られる効果3:復習時間を短縮できる

予習をしたうえで授業に臨み、重要なポイントを把握することができれば「授業を聞いてもわからない」という事態は減るはずです。

結果として、復習にかける時間も大きく短縮できます。

 

部活や塾、習い事などで時間を取るのが難しいという方は、学校の休み時間や登下校の時間を予習・復習時間にあてると、無駄なく勉強できます。

 

 

予習のコツ1:教科書には必ず目を通そう

予習で学習効率を高めるには、やり方を理解することが大切です。

予習をする目的は「次の授業で何を勉強するのか」把握することにあります。教科書の該当部分は、授業前に目を通しておきましょう。

 

予習の際は、内容を完璧に理解するのではなく、全体の要点や自分がわからない部分を確認するイメージで教科書を読むことがコツです。理解しにくい点があったら、参考書などで調べておくと良いでしょう。

 

自分で調べてもわからない部分を、予習の段階で無理に深掘りする必要はありません。完璧に理解するまで予習しようとすると、時間が足りなくなってしまいます。

1教科につき、10~30分程度の予習時間があれば十分です。

 

予習でわからなかった部分は、付箋を貼ったり、チェックを入れたりしておいて、授業で聞き漏らさないように注意しましょう。

事前に大まかな内容を把握しているので、簡単に理解できるはずです。

 

 

予習のコツ2:前の単元を復習するのもおすすめ

数学や英語といった、知識の積み重ねが求められる単元は、前の授業が理解できていないとその先もわからなくなってしまいます。

そのような教科は、教科書を読む前に、前回習った単元の復習を行うのがおすすめです。

 

また、授業によっては事前に課題が出されることもあります。予習の段階で、課題を済ませておくことも心がけてください。

 

 

【教科別】効率的な予習方法

予習と一口にいっても、効率的な方法は教科ごとに若干異なります。

 

例えば、国語や英語、社会といった知識や語彙力が求められる教科は、本文を読みながらわからない漢字や単語を調べておくと良いでしょう。調べた単語の意味は予習用のノートに書いておくか、教科書に書き込んでおくのがおすすめです。

 

数学や物理・化学といった計算問題がある教科は、教科書の解説を読みながら、例題を解いてみてください。複雑そうに見える計算でも、公式を当てはめるとすぐに解ける場合があります。

教科書を読んでもわからなかった問題には目印をつけておき、先生の解説をしっかり聞いて理解することを心がけましょう。

 

勉強は復習に焦点が当てられがちですが、予習も重要な意味を持ちます。授業の内容がわからないと悩んでいる方は、短時間でも良いので、予習を行ってみてはいかがでしょうか。