受験国語
辞書と仲良くなろう!
中学受験に向けての学習では、たくさんの量をこなすことを求められ、ひとつの問題にじっくり取り組む機会がなかなか持てません。 漢字の読み書きを練習していても、語句の意味は気にせず、何度も書くだけ。読解問題のなかに知らない語句が出てきても、とにかく設問を進めるだけ。 新しい漢字をひとつ学習する度に辞書を引いて、その漢字を使った熟語をノートに書き出しておく。漢字自体の持つ意味を覚えておく。知らない語句が出てきたら、意味を調べ自分で例文を作っておく。 その積み重ねがことばに対する知識を養います。辞書を引く習慣を付けることから始めます。
知識を身につけようという日々の意識が大切。
いちばんの方法は、たくさん本を読むこと。しかし、受験本番までの時間は限られています。 毎日の生活の中でもできるのは、幅広い知識を身に付けておくこと。 他人の感情に敏感になること。ことばの知識が豊富であれば、的確に文章の内容を把握することができます。 同じ説明文でも、その分野について知識がある場合とない場合では理解に差が出ます。 物語文の登場人物と同じような経験があれば、心情を理解する助けになります。 答えを出すだけでなく、知識を身に付けようという意識を持って読解問題に取り組むように指導しています。
記述の達人をめざせ!
記述式の解答を求める設問も様々。文章中から書き抜くもの。文章中のことばを用いてまとめるもの。自分のことばで説明したり、要約するもの。 このような設問にも躊躇せずに取り掛かれるよう、普段から文章で表現する練習が大切です。 文章を読んだら必ず要約する。学習したことを自分のことばでまとめ直す。 「これでいいのかな?」では、最初は自分の書いたものに不安が残ります。 「ここはとても上手に書けてるよ。」「ここはこうするともっとわかりやすいね。」と、指導することでだんだん自信がついてきます。